価格維持率を見てみよう!

 

10年前にマンションを購入したけど、そのときと比べて今では価格が上がったのか下がったのか、気になることはありませんか?特にマンションの売却を考えている人にとっては重要なテーマですね。

 

東京カンテイが独自に調査した「中古マンション「価格維持率」ベスト100」というランキングによると、2004年に新規分譲され2014年に中古で価格の上がったマンションの近くにある上位5駅は下の通りです。

 

1位 元町・中華街駅 (価格維持率 161.1%)

2位 半蔵門駅 (価格維持率 153.9%)

3位 広尾駅 (価格維持率 147.1%)

4位 品川駅 (価格維持率 134.4%)

5位 辰巳駅 (価格維持率 132.4%)

これは新規分譲されたマンションが中古でいくらの価格になっているのかという価格変動を調べたものなので、価格維持率が100%を超えている場合には10年前よりも価格が上がっているという意味になります。

 

 

マンションの価格が上がった理由とは?

 

2004年は全般的に地価が安かったのですが、それを差し引いても元町・中華街の161.1%はすごいですね。新築時の坪単価が約228万だったのに対して、2014年の中古坪単価では約368万円という結果でした。ここまで価格が上がったのには、みなとみらい線の開通が大きな理由です。

 

また、2004年の地価を考えれば広尾駅や品川駅の価格の上昇は予想できますが、5位の辰巳駅は大規模な都市開発がされたことによるものと推測され、購入者にとっては嬉しい誤算だったことでしょう。

 

マンションの住み替えをするなら、タイミングも大事

 

このように、マンションの価格が上がるには、多くの場合ちゃんとした原因となる出来事があります。将来住み替えを想定してマンションを買う場合には、こういった価格変動要因を意識して購入すると、次の新居購入時に資金計画が楽になる可能性があります。

 

今回参考にしたランキングは2004年と2014年を比較したものなので、2017年の現在ではまた結果は違っている可能性が高く、5年~10年後のことも考えると地域によって価格はまた大きく上下することでしょう。


マンションの売却を検討している方で、そのマンションの価格が上昇している場合には、早めに売却をするなどタイミングを見て行動することも不動産を上手に売買する方法の一つといえるでしょう。

 
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