2017年01月19日
相田ショウヘイ

意外と知らない敷金礼金の歴史

相田ショウヘイ

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日本の賃貸では当たり前となっている「敷金礼金」の制度。知っている人の中にも「どうしてあるのかわからない」といった人も少なくないと思います。

ここではそんな敷金礼金の意味や歴史について紹介していきます。


敷金・礼金とは?

そもそも敷金・礼金の意味をみなさんはご存知でしょうか?

「敷金」は家賃滞納や退去時の修繕費などに充てるための「保証金」です。何らかの理由で家賃が払えなくなった場合に補てんしたり、退去時に部屋をリフォームする際に使われます。退去時に敷金からそういった諸経費を引いた額が返金されるので、知っている人も多いでしょう。

対して「礼金」とは昔からある慣習の一つで、部屋を貸してくれる大家さんへの「お礼金」です。

現在も根強く残っており、よく理解しないままに何となく払っているという人も少なくないと思います。

「礼金」は「敷金」に対して単なるお礼金なので帰ってくることはありません。

具体的な額は地域にもよりますが、入居時に家賃とは別に「敷金2ヶ月分、礼金12ヶ月分」を払うのが一般的です。

 

礼金の歴史と生まれた背景

そもそも礼金が生まれた背景としては、諸説ありますが、1923年の関東大震災によって家を失った人が貸家を借りたくても空きが無かったときに、優先して借家を貸してくれた大家さんに対してお礼の気持ちを込めて支払ったお金が礼金の始まりだと言われています。

その他にも、高度成長の時代に東京へ上京する学生の親が、「息子をよろしくお願いします」と大家さんに送ったお礼金が起源だという説もありますが、どちらにせよ借りる側からの厚意によって生まれた慣習だといえるでしょう。

 

敷金の歴史と生まれた背景

大正時代に生まれたといわれる礼金に対して、敷金の歴史はさらに古く、江戸時代に結婚する妻側の家族が花嫁に持たせた持参金が起源だと言われています。

当時から離婚をする際には、夫側は受け取っていた敷金の全額を妻側に返還する決まりになっており、まさに現在の敷金と同じ意味だったそうです。

どちらにせよ敷金も礼金も元々は「払わされるもの」ではなく、「自ら厚意で払っていたもの」であり、それがだんだんと慣習へと変わっていったのでしょう。

 

最近は敷金礼金ゼロの物件も

ここまで呼んでいると「じゃあ、敷金も礼金も現代では必要ないじゃないか」と思う人が多いと思いますが、現在まさに敷金・礼金なしの物件が増えています。

敷金・礼金といった一時金が入居時に必要なく、初期費用を大幅に抑えられるため、蓄えのない若者でも簡単に引っ越しができると人気となっています。

しかし、これらの物件は退去時の負担費が増えるケースも珍しくありませんので、契約前によく確認しておくことをおすすめします。

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