2017年03月02日
青沼 英明

マンションの基本構造を理解して、物件選択に役立てる

青沼 英明

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住宅ローンを組んで自宅マンションを手に入れることは、多くの人にとっては失敗が許されない、ある意味人生の一大勝負です。


前回のコラム「欠陥マンションで後悔しないための注意点」とも関連しますが、不動産業者の言いなりにならず、マンションの構造を理解して本質を見極めることは、安心、安全で納得出来る物件選択の手助けとなります。


そうした努力の結果として、金銭面でのデメリットを避け、より良い住まいを手に入れることに繋がると考えます。


マンションの構造は鉄筋コンクリート造(RC造)が一般的で、使用する材料や組み立て方などについて、「構造設計」という細かいルールがありますが、最小限の基本的なことを理解しておくだけでも、物件選択の判断材料となります。


例えば、地盤の良し悪しは構造そのものに影響するため、建物を支える杭基礎が、良好な地盤(N値50以上)に達しているかどうかを、設計図書一式の中の「構造図」で確認できます。


海や川沿いの地盤が弱い場所や複雑な地盤などはリスクが高いため、もし不安があるなら、専門家の意見を求めると良いでしょう。


中古マンションであれば新耐震基準か、そうでない場合は専門家による耐震性のチェックを受けているかどうか確認が必要です。


ただ、注意点としては、マンションの構造の良し悪しは、地盤から基礎、建物に至る様々な条件が重なり合って決まるため、コストに比重を置いて構造設計の基準を満たすだけでは、品質とのバランスが取れず、住み心地や資産価値に悪影響が及びかねません。


例えば、タワーマンション以外では、外壁に軽量気泡コンクリートのALCパネルを使うのは単なるコストダウンのためとみられており、グレードの高いマンションは全て鉄筋コンクリートが原則です。


クレームが最も多い音の問題は、隣同士の壁や上下階の床の遮音性を確保するための厚さや工法に注意を要するほか、室内の中央に圧迫感がある大梁の出っ張りがある場合は、購入者への配慮に欠けるコストダウン重視の構造設計だと考えられます。


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