2017年01月22日
浅井佐知子

「相場よりも安い不動産」、でもハードルが高いのです

浅井佐知子

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こんにちは!
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。





皆様は、「相続案件」が相場よりも安くなりやすいのはなぜか知っていますか?


相続税は、相続の開始から10ヶ月以内に現金による一括払いが原則です。


したがってそれまでに現金が用意できない場合は、多少安くなっても、不動産を売却する必要があります。


なので、相続案件は相場よりも安くなる場合があるのです。


このような不動産のことを「売り急ぎ物件」と呼んでいます。


売り急ぎ物件を買うには、現金購入が有利です。



また買い付けから決済までスピーディーを求められるため、業者さんが購入する場合が多いです。


10ヶ月以内に支払わなければならないので、「ローン特約条項」が付かない業者さんのほうが有利なのです。


「ローン特約条項」というのは、買主が金融機関から予定していた融資(ローン)が実行されない場合、

ペナルティ無しで解約することができる条項です。



個人の方もスピードさえ確保できれば、とっても安く買うことができます。




先日ある方から、「どうしても欲しい不動産がある」という相談を受けました。


その物件は都内の「超一等地」に存する物件でした。


総額は高いけれど、場所を考えると確かに安いのです。


その理由は、やはり「相続税を支払うために売却する」というものでした。


10ヶ月を過ぎてしまうと、税金の延滞利息がかかりますが、場所が良すぎるため、利息も高い高い(笑)


売主にとっては失敗は許されません。


一発勝負です。


もちろん、「ローン特約条項なし!」


秘密裏に売り出しましたが、場所が良いので、続々買い付け申し込みが入ったようです。


買い付けを入れた方は、ほぼすべて、業者さんでした。


唯一、私に相談された方だけが個人のお客様。



さて、その結果はどうなったと思いますか?


結局私のお客様は、ハードルが高いということで買い付けを取り下げました。


そして、業者さんの中で、一番条件が良い方が買われました。


「相場よりも安い不動産」


言うがやすし、買うはむずかし。


「個人の方が買うには、やっぱりハードルが高い!」


と感じた一件でした。


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不動産鑑定士、不動産投資コンサルタント  浅井佐知子

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