こんにちは。
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。

皆様は、賃貸にしている3DKのマンションを
売却しようと思った場合、
入居者がいるまま売るのと、
入居者が出てから売るのとでは、
どちらが高く売却できると思いますか?

転勤などで自宅を賃貸にしていたけれど、
転勤先に自宅を購入したため、
売却したい。

もしくは離婚後、
しばらく賃貸にしていた戸建を売却したい。

この場合、

「入居者が住んでいるまま売却するのがいいか、
もしくは退去してから売却するのがいいか。」

という質問をよく受けます。

答えは、

入居者が出てから売却した方が、
高く売れます。

なぜなら、賃借人がいるマンションは、
今すぐ入居することができないからです。

かといって投資用と考えた場合、
ファミリータイプは利回りが低く、
あまり効率の良い投資とは言えません。

*単価と総額の関係から、
同じマンション内でも、6坪の1Kと
20坪の3LDKを比べると、坪単価は
6坪の1Kのほうが高く貸せるのです。

このように、自用としてはすぐに使えず、
投資用としては利回りが低く
魅力的でないマンションは、
安くならざるを得ないのです。

したがって入居者が出てから
売却することをお勧めします。

そのためには、
賃貸借契約を結ぶときに、
「定期借家契約」にすることが
重要です。

定期借家契約は、貸主に、
「正当事由」がなくても、
契約で定めた期間が満了することにより、
賃貸借が終了します。

立ち退き料もかからず、
スムーズに退去してもらえます。

逆に言うと、入居者付きの
ファミリーマンションを安く買い、
入居者が出たら高く売る、
もしくは自宅として住む。
賢い買い方だと思います。
ちょっとした工夫で、
高く売ることも
安く買うこともできるんです。

そのためには、いろいろ学んでくださいね♪

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『良質な不動産情報とサービスで人を幸せに!』
不動産鑑定士、不動産コンサルタント  浅井佐知子

 
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