こんにちは。
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタントの浅井佐知子です。

皆様は、なぜ不動産業者によって
売却価格の査定に開きがあるかご存知ですか?


「家を売ろう」と思った時、


「実際、どのくらいで売れるのだろう?」


と、不動産業者さんに査定を頼んだ方も
いらっしゃると思います。

この査定額ですが、
業者さんによってかなりの開きがあり、
驚かれる方も少なくありません。

なぜこのような開きが
生じてしまうのかというと、

それは、不動産の価格自体が、
答えがいくつもあり、
開きがあるからです。

不動産の取引は「相対取引」なのです。

例えば、子供と同じマンション内の部屋を
探している親は、多少相場より高くても
子どもと同じマンション内の部屋を
購入しようとします。

また、子供の学区がある場合、
多少割高でも
どうしても入れたい学校の
学区内の不動産を選ぶでしょう。

だから、不動産の価格は
「相場」だけでは決まらないのです。

不動産業者も、弱気(堅実)なところと、
強気(イケイケ)なところがあります。

強気の会社はまずは高値を提示して、
とりあえずそれで販売し、
しばらくたって売れなければ
下げていく手法を取ります。

弱気の会社は、確実に売れる
価格を提示して
スピード重視で売っていきます。

どちらがいいかは、
その方の考え方次第です。

とりあえず高めに出して、
もし高く売れたら
ラッキーだと考えるか、
それとも早く売却してしまいたいか。

ただし、あまりにも
イケイケの業者は
信じられないので、
会社や担当者の
誠実度も見てくださいね。

また、売主側も
あまりにも高い価格で売却しよう
と思ってはいけません。

長い間、市場に出ていると、
仲介業者はその物件を
「売れない物件」として、
お客様に紹介してくれなくなるからです。

何社かに査定をしてもらい、
その平均値が「売却価格」
と思ってください。

高く売りたくても、
平均値売却価格の1割プラス
ぐらいが限度ではないかと思います。

個人的には、平均値で、
さっさと売却してしまうのが、
いいと思っています。

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『良質な不動産情報とサービスで人を幸せに!』
不動産鑑定士、不動産投資コンサルタント  浅井佐知子

 
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