2月も下旬に入りましたね。この前お正月を迎えたばかりなのに、早いものです。

さて、家を売るポイントとして、「早く売りたい」と「高く売りたい」のどちらを重視するのかを決めておくのは大切です。一番は「早く、高く売れること」なのですが、物事は想定通りには進まず、不動産売却については、まさしくその通りといっても過言ではないでしょう。

家を売る方法は2種類あります。ひとつめは不動産業者に依頼して買主を探してもらう、いわば「仲介」です。これは家を売る方法としては一般的ではないでしょうか。家を売ろうと考えたら、たいていの人はこの方法で家を売ると思われます。もうひとつは不動産業者に家を買ってもらう方法です。こちらは「買取」といいます。ほかにも個人で不動産業者を介さずに家を売る方法もありますが、ここでは割愛しますね。

この「仲介」と「買取」ですが、どちらがオトクだと思いますか?「仲介」であれば、費用をかけて不動産業者に買主を探してもらうので、売買契約が成立したら仲介手数料を支払うことになります。この仲介手数料には上限が設けられていて、「(売却額の3%+6万円)消費税」の金額が手数料になります。一方「買取」にはこの仲介手数料がありません。不動産業者に直接売却するので手数料はかからないのです。だったら「買取」のほうがオトクではないかと思われるかもしれませんが、不動産業者は買い取った家をそのままだったりリフォームしたりして転売します。転売するにも費用がかかるので、その分「買取」のほうが実際に手にできるお金は少なくなる傾向になります。つまり高く売りたいなら「買取」よりも「仲介」のほうがおすすめといえるでしょう。

しかし、「買取」であれば不動産業者と直接取引ができるので、交渉が成立すればすぐに売却できます。一方で「仲介」は広告を出してまず買主を探すところから始めるので、時間がかかります。どちらにもメリットとデメリットがあります。「早く売りたい」か「高く売りたい」のか、そのポイントをあらかじめ決めておくとどちらがオトクになるかという答えはおのずと出るのではないでしょうか。

 
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