2017年04月11日
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貴方のお家は大丈夫?液状化のはなし

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ここ最近は大きな地震が頻発していて、防災に関心を持つ人は多いと思います。地震の際に気になるのが、生命の安全とともに、大事な家財があるマイホームのことでしょう。地震の被害想定を考える上で、地面やその下がどうなっているかを確認しておくほうがいいのかもしれません。



1.液状化はご存じですか?


物件を選ぶ際、立地と広さや間取り、設備など普段の使い勝手を考えて選びがちです。このように「目に付く箇所」はチェックが容易ですが、「目に付かない箇所」のチェックも重要です。


「目に付かない箇所」として、地下や基礎がどのようになっているかに関心を持つといいでしょう。特に地震の際に建物は被害を受けなくても、傾いてしまったり、局所的沈下する場合があり、こうした不具合は、地盤の「液状化」が原因となっていることが多いです。


「液状化」は海沿いや川沿いの、いわゆる「ウォーターフロント」に立地する物件で発生しやすい他、宅地以前に田圃であったり、沼地や湿地であった地域で起こる現象です。



2.発生のメカニズム


地盤は土の粒子の他に、ある深さより下に存在する地下水面以下の水とで構成されています。この地下水面は、海沿いや川沿いの物件ほど地表面から浅い深さで存在していることが多いです。


地震で大きく地盤が震動すると、土の粒子と粒子間に存在する地下水が同時に震動して混じり合った状態になります。その後、震動が収束すると、比重の違いから重い土の粒子は沈み、軽い水が表面に浮いてきた状態になります。この一連の挙動を通じて、建物を支える地盤の強度が著しく低下します。



3.想定される被害


土の粒子と粒子間に存在する地下水が同時に震動して混じり合った状態になると、地盤が物件を支える力が低下します。このことで地盤が建物の重さを支えきれなくなり、全体的もしくは局部的に、建物の一部が沈んだり、傾いたりするといった被害が生じます。



4.対策と費用


対策としては、次の方法があります。


・建物の基礎部分より下の地盤を改良する

・建物の基礎部分を杭などで延長し、地盤深くにある堅い地層で支える


地盤の改良は、基礎部分を杭などで延長するより工期を短く、費用を安くできる場合がありますが、地盤の改良の深さが限られるので、液状化防止に対する効果は、基礎部分を杭などで延長する場合より低いことが多いです。


建物の基礎部分を杭などで延長する場合は、液状化防止に対する効果は高いですが、工期が長く、特殊な施工機械が必要となり、費用が高くなる場合が多いです。


工事をする場合の費用や工期は、工事の内容で違ってきますが、以下を目安と考えるといいでしょう。


・建物の基礎部分より下の地盤を改良:費用200~400万円/工期は1週間程度

・建物の基礎部分を杭などで延長し、地盤深くにある堅い地層で支える:費用500~800万円/工期は1か月程度



5.まとめ


地震に対する備えは、物件選びの段階からしておくほうがいいという見地から、液状化についてご紹介しました。液状化を完全に防止するのは難しく、工事にかなりのお金がかかりますので、物件選びは慎重に行ったほうがいいですね。

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