昔と違い、今は土地を所有していてもメリットにならず、かえって税金ばかりがかかってしまいデメリットになることが多くなってしまいました。ですから、活用していない土地を所有している人は、なんとかして活用方法を見出すことが必要です。そこで、ちょっとばかりイレギュラーな方法をご紹介いたします。

賃貸物件へ入居する者が、自らも家賃収入を得る


まず、土地を所有しているあなたが、住宅ローンなどで融資をしてもらい自己資金を用いて賃貸物件を建てます。本当なら、出来ればこの時も全て自己負担をするのではなく、ハウスメーカーなどに相談して、共同で建ててくれる業者を探すと、かなりリスクを減らすことが出来ますが、その方法についてはここでは触れないでおきます。話を戻して、建てる物件には工夫が必要です。それは「間取り」。土地の広さにもよるのですが、マンションの一室を2DK+1Kという部屋割の間取りにします。同じ空間の中に、全く別の1DKの部屋を設けるのです。これは、同じ一室の中にある一部屋、という訳ではありません。壁から始まり、出来れば玄関まで、完全にセパレートするのです。こうすることで、2DKに暮らす居住者が、1Kの部屋を誰かに貸すことが出来ます。簡単にいえば「間借り」のような感じですが、それよりももっと独立している部屋です。2LDKの居住者は、1Kの部屋の分までの家賃をオーナーに払うことになりますが、2LDKの居住者には1DKに暮らす人からの家賃収入があります。つまり、実質的な住宅ローンの返済額を減らすことが出来るのです。

家賃収入を得ない場合


このタイプのメリットは、将来、子どもが大きくなって1Kも含めた住宅ローンの返済に耐えられるようになった場合、子どもがそこに住む事が出来ます。部屋の大きささえ気にしなければ、子どもが結婚したら新婚のうちはそこで暮らすことも可能です。その間にお金を貯めて、もっと広い部屋を借りる、或いは購入するための準備が出来ますし、逆に、子ども達夫婦に2DKの方を譲り、自分達は1Kの方に移る、という選択肢もあります。高齢になってくると、部屋があまり広いと掃除なども大変です。その時々にあった大きさの部屋が、自由に選択できるようになるわけです。

 
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