所有している不動産物件を何らかの理由で売却したい時には、不動産を取り扱っている業者に依頼するのが一般的です。業者を介すると手数料等が発生するために自分でやりたい…と思っていても、売買契約や税金、また書類上の手続きなどなにかと手間がかかりますし、専門的な知識が必要だからです。そして誰でも、少しでも高く、希望する時期に売却してくれた方が助かりますよね。ということは、自分たちが希望する不動産売却を実現させるためには、どの不動産業者に仲介を依頼するのか、ということが非常に需要だということが分かってきます。では、それを選ぶ時のポイントはあるのでしょうか。

大手の企業と個人の業者


どう考えても地元の土地や情勢、或いは周囲の発展状況などに詳しい業者に依頼することが大前提になりますが、大きく分けて、少しでも名が知られている大手の企業に依頼するのか、それとも地元だけで不動産業を営んでいる個人の業者に依頼するのかという選択肢があるかと思われます。どちらが良いのかというと、結論からいえば「一概にはいえない」ということになります。というのも、どちらにもメリット、デメリットがあるからです。しかし、今の時代背景からすれば「これをやっている業者の方が望ましい」という判断材料はあります。それは、新聞折り込み広告やチラシ、そしてポスティングです。

時代遅れ?それともコスト削減?


大手の不動産企業で、最近よく聞かれるのが「今はインターネット社会だからチラシやポスティングには意味がない」ということのようです。確かに、10代や20代、そして30代ぐらいは新聞を読むことが少なく、新聞自体をとっていない人がほとんどのようですが、例えばマンションを購入することを決断する世代となると40代以降がまだまだ多いようです。それらの世代は、新聞折り込み広告や地元タブロイド紙、チラシやポスティングといった紙媒体を見ることも多く、実際、売り込みをしたい人が一番反応が多かったというのが、新聞の折り込み広告で出た直後だったという事実があるのです。大手企業がネットを理由にそれらを行わないのは、単にコストをかけたくないからだ、という意見まである程なので、一つの判断材料として覚えておきましょう。

 
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