【仲介手数料も必ず価格交渉をするべき】
この表題が示す通りです。
物件を購入するときもそうですが、物件を売却するときも、不動産会社に対して、仲介手数料の値引きを交渉すべきです。
特に、物件を売却するときのほうが、値引き交渉をするに当たって有利になることが多く、私も、これまで売却したケースではほぼすべてのケースで、仲介手数料を値引きしてもらいました。
不動産会社は、物件の売買が成約して初めて仲介手数料が発生しますので、必ず成約させたいのです。
買い手が買うと言っている状況であれば、残る条件は売主だけなので、売主に応じてもらいたいのです。
売主が売らないと言って売買が成立しなければ、仲介手数料はゼロですので、仲介手数料を例えば本来の8割に減らしてでも、ゼロになるよりは断然良いのです。
不動産会社が自ら値引きを申し出てくれることもありますが、基本的には、売主から、値引きしてもらえないかの話を切り出す必要があります。
日本人の文化環境ではこうした話を切り出しにくい部分があるのはもちろんですが、交渉しなければ損です。
だいたいこれまでの個人的な経験では、仲介手数料が50万円くらいのものを高くても40万円くらいにはほとんどのケースで値引きしてくれるイメージです。
交渉を切り出すタイミングは、買い付けが入ってから、仲介会社にイエスかノーの回答を返すまでの間です。
仲介会社にイエスと回答した後に交渉することはさすがに心象が良くないでしょう。
そのため、最終的な手残りを考えたときに、仲介手数料がいくらになったら妥当なので、もし、仲介手数料をいくらに値引きしてもらえたら売却します、という切り口で切り出す方法などが良いと思います。
買主が買いたいと言っている状況なので、不動産会社も真剣に考えてくれると思います。
物件の規模が大きいほど仲介手数料は大きくなりますので、後悔しないように、売却にイエスの回答を返す前に、必ず値引き交渉をしましょう。
 
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