《多くの不動産広告はなぜ出すのでしょうか?》
一つには 実は売れないかまたは売りにくいから
もう一つは数が多いから広く周知しなければならない。
この二つです。
掘り出し物や皆がほしいと思うものは販売する不動産営業マンが
手元に持っていてすぐに売れてしまうので広告を打つ必要がないのです。
ということは、動きの良い営業マンは情報をつかむのが早く的確で
良い物件に当たる=持っている=ことが多いということです。
端的に言えば売買はやはり足しげく不動産屋をあたることですね。
次に不動産広告の見方について。
当然ですが、まず“売り”については大きく書いてあります。
○○駅△分や南面住戸や間口Xm・・・など。
それで最大のメリットがわかります。
写真や住戸プランなど出ていますが、
写真は近くの写真映えする施設や風景が多く
プランは最も良いところのプランを載せています。
で、深読みすれば欠点については当然ですが
隠れています。
例えば住宅の隣地はどうか?
隣地ぎりぎりの場合は隣地に近接して建築されることが多く
出来た当初は良いが数年して建築されぎりぎりに建物が建った例も
多く見られます。
あとは決まりで小さく様々なことが書かれていますが
とても読みずらくなっていてはっきりいって読めません。
地域地区などで商業系ですと必然的に高密度の住宅となります。
それでおおよその住居環境がわかりますね。
構造・設備・共有施設・管理費や重要事項が書かれています。
また新築の集合住宅などは肝心の値段は未定などとされています。
昔は□倍や並んだようなこともありましたが、いまは
並ぶようじゃ営業が下手と言われてしまいます。
当然ですが不動産は売れるぎりぎりまで値を釣り上げて売ろうとします。
「まだ未定です」などいわれますが、もともと値段は決めてから作っています。
また気を付けなくてはならないのは、管理修繕費や積立金など
入居してからのメンテナンスや恒常的に支払ってゆかねばならない
費用がいくらか、また税金についても当然出費されますから
確認が必要です。
さらにまた良い物件の場合すぐ埋まってしまいますが
あきらめなければキャンセル住戸などが出たりするので
営業マンに伝えておくことも重要ですね。
逆に売却に当たっての広告は以上のようなことを念頭に
気を付ける必要がありますね。