軽井沢の別荘地の現場調査を終えて、早速の軽井沢の不動産業者に話を聞くことにしましたが、想像以上に厳しい結果でした。

この現場の土地は、坪5000円程度で年間数件取引があるようですが、建物があって比較的平坦地に限るようです。

今回の調査現場については、ただでも引き取る人はいないと断言されてしまいました。

いやはや、それにしても、もはやこの別荘地は負の資産以外の何者でもないようです。

相続で親からこのような別荘地を相続するケースが最近多いようですが、ただの土地だけの場合には売却はほぼ不可能なけーすが多く、それは負の資産そのものになっていまいます。

売るに売れないどうしようもないババ?引いた財産を相続することは、毎年の固定資産税の支払いに永久に追われていくのでしょうか・・・。

たぶん、いや確実に全国の別荘地はこういった負の財産に化けているのは明らかなようです。

多額の固定資産税が入る地元の町村にとっては、朗報なのかもしれないのですが、別荘地の空き家問題も実は静かな社会問題でもあるのです。

このようなリゾート地を相続する相続人は、今後続々と登場してくるのであろう。

軽井沢に別荘地?羨ましいどころか、同情すら覚えるほどです。

これからもし別荘地を購入する計画がある方は、必ず建物も土地購入といっしょにすることが必要です。

ただ土地だけかってストックしていてもそれは一生そして代々孫の代まで負の資産を残すことになりますから注意が必要です。

 現場を後にしたあとに、通りすがりとしてあると思っていた40年前に私が住んでいた旧軽井沢通りの当時の建物は、すでに解体されてありません。

周辺の景色もすっかり変わって、浅間山の見える樹林の影からリゾートマンションの姿が見え隠れする光景は昔とはまったく違う風景です。

万平ホテルのすぐ近くに建っていたジョンレノンが77年から80年までの夏を過ごした小野洋子の別荘は、今も静かに林の中に佇んでいます。

旧軽通りを散歩していたジョンレノンの姿を40年の時間の流れを懐かしみながら軽井沢を後にしました。

 

 
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