※ 住宅ローンの金利にはこんなタイプがあります

これから住宅を購入しようと考えている方。現金で購入できる方は少なく、そのほとんどがローンを組んで購入することになります。では、住宅ローンにはどのような金利タイプがあってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。金利は低く借入するのがお得ということは考えなくても分かることですが、安ければ安いほど良いかというと、そう良いことばかりではありません。ここでは両者を比較して見ていきましょう。まずは、比較的低金利になっているタイプ。①変動型②固定期間選択型がこのタイプです。この2つは返済期間中に金利が変化するタイプで、現在が低い金利だとしても将来金利が高くなれば、その分返済金額も上がってしまうというタイプです。つまり常に一定の返済額とは限らない点で不安要素があります。一方で③全期間固定型はフラット35というタイプを聞いたことがあると思いますが、返済期間中に金利が固定され、借入期間中は返済金額が一定で計画的な返済がしやすいというメリットがあります。しかし、その安定性が故に金利は変動型と比較して高いというのが一般的です。

※ 変動タイプを選ぶのに向いている方とは?


金利が変動するタイプのローンは金利が上がった場合、上限があるものの返済額も上昇することになります。また、具体的な説明は避けますが例え世の中の金利が下がった場合でも、返済額が下がることはまず無いのが一般的です。しかしながら、固定型ローンと比べると低金利のため、手が出やすいローンであることは事実です。この先、飛躍的な景気の上昇は難しいと思いますので金利が急上昇するとは考えにくいですが、仮に最長の35年で返済を組んだ場合は長丁場になりますので、こういったメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。では、どのような方に変動型ローンが向いているかということですが、①将来収入の増加が見込める方。(例えば奥さんが現在は専業主婦だが、これから共働きになるなど)②将来、現在よりも支出金額が少ない場合(子供が卒業するなど)③金利上昇に対応できる貯蓄が毎月できる方、といった方が変動型ローンを組むのにメリットがある方といえるでしょう。


 
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