不動産売却にはお金がかかる？
自分の持っている不動産を売却するのに、かかる費用とはどのようなものがあるのかご存知でしょうか？はじめに家を購入した際にもいろいろと税金や必要費用がかかったのを思い出してみてください。購入時に費用がかかったのと同じように、売却時にも費用が必要になります。まず主な費用として仲介手数料があります。これは、どの会社を通じて売却するのにも基本的にかかる費用ですので、ほとんどの人に発生する費用です。他には、不動産を売却した場合には利益が発生します。その利益には所得税や住民税がかかります。ただし、譲渡する不動産が居住用であれば譲渡所得から3,000万円の控除を受けることができますので、所得税や住民税は譲渡所得から控除金額を差し引いた金額に課せられることになります。
不動産を売却するタイミングは？
じつは、不動産を売却するのにも注意しなければならない点があります。それは、不動産を譲渡した際にかかる所得税と住民税は、所有期間で大きく違いが出てくるという点です。不動産を所有している期間が5年以下の場合は短期譲渡所得、また5年以上であれば長期譲渡所得に区別されます。所得税と住民税は前者で39.63%、後者で20.315%と10%もの開きがありますので、ギリギリの年数の場合には気を付けましょう。
不動産譲渡における特例は？
不動産譲渡には、所得税や住民税のように割と簡単に計算できるものもあれば、そうでないものもあります。所有している不動産の種類がどのようなものであるか、また面積はどれくらいか、築年数はどれくらいかでも大きくその価値は変わります。例えば、所有している期間が10年を超えた場合の軽減措置特例やマイホームを買い換えした場合の控除、特定の居住用財産の売却による買い替えの場合にも、軽減措置が取られています。ご自分に該当する特例もあるかもしれませんので、税務署などに確認をとることも怠らないようにしましょう。
