こんにちは!

「走る不動産鑑定士」の藤田です!

たとえ真冬であろうが顔の黒さだけはキープすると誓った藤田です。
・・・単なる地黒なんですけどね。ふふふ。

昨日の新年初うなぎです(^^)
美味しかったです!

さて、最近、2度ほど伊豆に行きました!

相続に伴い売却することを前提とした不動産価値把握の評価のためです。

新幹線で三島まで行き、そこから乗り換えて伊豆箱根鉄道駿豆線に揺られて調査に行ってまいりました。
                                            

伊豆にはご存知のとおり、昭和40年代、50年代に造成された分譲別荘地が数多くあります。
中には個別に温泉を利用できる管理がついている分譲住宅地もあります(当然、月々の管理費が高くなりますが)

昔は「別荘としての保有目的」が大半でした。
しかし、バブル経済の崩壊等により売却する所有者が続出。

                

そして次に出現したのが、永住目的を利用としたリタイアメント層。

しかし・・・・概して高台で周辺に病院やスーパー等の利便施設がなく、高齢者になると徒歩では坂がきつく、またかかりつけの病院までも遠いとなれば、すぐに売却して都心へ戻る方も少なくありません。
むしろ売却がスムーズにいけばよいですが、需要者が少ないこの昨今、「ただ保有して固定資産税や管理費を払い続けているだけ」という方も少なくありません。

今回の所有者様もそのような状況でした。

別荘地の評価にあたっての特徴として、
「建物付土地の方が更地よりもニーズが著しく高い」ということが言えます。
建物も概して築30年、40年という場合もありますが・・・都心のように「古家付」と表現されることもありません。

理由としては以下の点が挙げられます。

・概して画地規模が大きいが、その反面、道路との高低差が大きかったり地勢が起伏で傾斜していたりで造成コストも嵩み、上下水道等を引き込む手間やコストもかかるため、古くても建物がついている方がすぐに住めて手間いらずのためです。
「建物や造成コストを更地価格から引いて安く売却すればよいのでは?」という意見もあるかもしれませんが、それでは土地価格はマイナスになってしまいます(地価が安いため)。

・別荘地の場合には、建物が古くても「むしろ趣がある」と評価して購入する方が多いようです。

不動産鑑定の場合もこのような特徴を踏まえて評価をすることがポイントです。

別荘地には別荘地固有の価格が形成される要因があるということですね。

その地域や物件の個性に合わせて価格が形成される、そんな不動産っておもしろいなと。
皆様も住宅購入の際、少し意識されると見方が変わるかもしれません(^^)

では!
(※画像は伊豆の温泉でのんびりする藤田です)

 
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