どんな土地であろうと、その土地にはれっきとした値段が決められています。

この土地の値段というのは、様々な機関がありとあらゆる方法で値段を決めることになるのです。

では、具体的にどのような形で値段が決められるのでしょうか。

路線価を元に算出

路線価という言葉自体あまり耳にするものではありません。

この路線価というのは、相続税固定資産税を計算する際に欠かせないものとなってきます。

ちなみに、この路線価は国税庁のホームページより閲覧できることになっております。

さらに詳しく説明しますと、不特定多数が通行する道路に面している宅地の評価額のことです。

その評価額である路線価を元に土地の値段を計算することになるのです。

これも毎年値段が変わり、毎年11日にその年の値段が公開されます。

最後に計算方法なのですが、この路線価に0.8を割った額がおよその土地の値段ということになります。

固定資産税の価格を元に算出

次に、固定資産税の価格を元にその土地の値段を調べることができます。

とはいえ、この固定資産税はインターネットなどで調べられるわけもありません。

ということから、自分が所有している土地のみの算出方法となります。

一般的に、固定資産税の金額というのは時価の約7割程度になりますので、固定資産税の金額だけ把握していれば自然とその土地の値段は出せるはずです。

とはいえ、この算出方法は上記の路線価に比べると信憑性に欠けるといわれています。

その他の判断基準

土地の値段を決める判断基準として、路線価や固定資産税などで決めるということが第一に挙げられてきます。

とはいえ、これはあくまでも判断基準にしか過ぎません。

これよりプラスになる判断材料があるかもしれませんし、逆にマイナスになる判断材料が出てくるかもしれないのです。

たとえば、交通や近隣の施設なども判断材料になるはずです。

最寄りの駅から徒歩1分の土地と15分の土地では多少の変化は出てきます。

後、学校や病院などの公共施設、スーパーなどの距離なども判断基準の一つとなってくるのです。

他には隣接している道路というのも大きな役割を果たします。

道路の道幅、舗装具合、道路の活用性なども十分な判断材料となります。

最後に、肝心な土地そのものも大きな役割を果たしてきます。

日照条件や地盤、地勢や地質といったところが挙げられます。

土地の広さに関しても周辺の環境と照らし合わせて考えられることになるでしょう。

 
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