2013年の統計では、日本の総住宅数6063万戸のうち空き家は820万戸、空き家率は実に13.5%を占めています。
今後空き家の数は2018年に1000万戸を突破、2033年には2100万戸に達し、3軒に1軒は空き家の時代が来ると予測されています。
そんな現状の日本で戸建ての中古住宅を売却するには、どのようなコツが必要でしょうか。
複数の不動産業者に査定を依頼しよう
戸建て住宅の売却を成功させるには、適切な値付けが重要です。
複数の不動産業者に価格査定を依頼し、周辺エリアの相場を把握して確実に売却できる価格を設定しましょう。
1~2社のみの査定では妥当な価格かどうか比較検討が足りず若干不安です。
インターネットの一括査定サイトなどで4~5社程度に絞って査定依頼を行うのがおすすめです。
査定価格の低い業者を避けたいのは当たり前ですが、極端に高い会社にも注意しましょう。
相場より割高の印象で買い手が着かない場合、結局値下げをして対応しなければならなくなります。
不動産業者にはそれぞれ得意・不得意分野があります。
中古マンションばかり取り扱っている業者に戸建ての売却をお願いすると、売却成功の確率は下がってしまいます。
査定依頼した複数の不動産業者の中から、得意分野・得意エリアの業者を見極めて仲介業務をお願いする業者を選びましょう。
物件、土地に関する情報をきちんと伝えよう
仲介業務を依頼すると、不動産業者は買い手を探すためにチラシやインターネットを利用して広告を行います。
売却する物件の情報がこれらの広告にどのように掲載されているかは、買い手がつくかどうかの重要なポイントになるので、ご自身でしっかりチェックしましょう。
特に家の間取り図や写真が買い手に与える印象は大きいです。
あまり適切ではないものが使用されている場合には差し替えてもらうようにしましょう。
可能であれば内覧に立ち会い、購入希望者の疑問に直接答えるのも良いでしょう。
どこで買い物するかなどの周辺環境や子どもの通う学校の評判など、実際に生活している売主からの情報は購入希望者にとって貴重です。
物件や周辺環境の情報が豊富にあると、買い手は購入後の生活を具体的にイメージできるので購入の判断もしやすくなります。
まとめ
空き家の増加が社会問題となっている現代の日本で戸建て住宅の売却を成功させるには、適切な値付けですばやく売却するのがポイントです。
複数の不動産業者に価格査定を依頼して、周辺エリアの相場を把握し適切な価格設定を心がけましょう。
物件や周辺環境の情報はきちんと伝えて、買い手により具体的な生活イメージを持ってもらうのも重要です。