おはようございます。私は、ファイナンシャルプランナーの磯脇賢二です。

今日は、空き家・マンションなどの空き部屋を宿泊施設として利用する「民泊」ならぬ「濃泊」について話をしたいと思います。

 まずは、簡単に民泊について触れたいと思います。外国人観光客の増加に伴い、貸主と利用希望者を仲介するビジネスに熱い視線が集まっていることは皆さんご存知の通りだと思います。そして、2020年までに2000万人の訪日外国人観光客を迎えたいという目標があります。その一方で、訪日客の急増に対応しうる宿泊施設が不足しており、特に東京・大阪などでは逼迫した状況にあるといわれています。そうした問題に対する解決策として期待されているのが「民泊」です。民泊は、個人の住宅やマンションの空室などを宿泊施設として利用する。訪日客の急増に伴う宿泊施設の不足を補うとともに、観光による地域振興にとっても、新たなビジネス・チャンスとしても、注目を集めています。

 ここからが、本日の内容です。私が現在、復興庁の「心の復興」事業でいつも訪れる石巻市雄勝町。ここは、以前のブログでも紹介した通り風光明媚な漁村です。ここでも人口が、東日本第震災前の4500人から震災により、人口が1000人にまで激減した場所です。

宿泊施設は民宿で4件ほどしかございません。大手旅行会社を使った場合、大手旅行会社の宿泊基準に満たないためどうしても旧石巻市内のほてるか南三陸町のホテル観洋まで移動しなければなりません。地域を活性化させるにはどうしても、「農泊」は避けては通れません。

 そもそも、「農泊」とは何でしょうか。都市の人々が、農家の生活を体験し、その土地の生きる知恵を学び、楽しさを伝えるために、農村の人々との交流を主体とした宿泊のことで、「農家民泊」「農村民泊」などとも呼ばれ、遠い親戚が来たような素朴な受入れが、全国でも大きな注目を集め、大変人気があり、これからのグリーン・ツーリズムの中心となることが期待されています。

農山漁村においては、人口の減少・高齢化等に伴い、小規模集落の増加や地域コミュ ニティの活力低下が進み、地域経済が低迷する一方、都市住民においては、付加価値 の高い観光・教育・福祉等へのニ-ズが増大するとともに、地域の絆を重視する傾向が生じています。 このため、私は、細々ですが、農山漁村が持つ豊かな自然や「食」を活用した都市と農村との共生・対流等を推進する取組を実施することで、心の復興とほんの少しでも農山漁村の活性化を推進します。今後は雄勝町に結構ある空き家の活用をどのようにしたらいいのかを考えています。

 
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