<相談事例 : 都内駅から徒歩15分、100坪の角地駐車場>

今日は、都内駅から徒歩15分、100坪の角地駐車場があるのだがどうにかしたい、というご相談にみられた相談者Bさん(65歳)の相談事例を紹介したいと思います。相談者Bさんは夫に先立たれ年金とわずかな駐車場管理以外収入のあてはありません。もし、この駐車場を売却しなければ、いずれキャッシュフローは赤字となることが判明しました。そのことを話すと、相談者Bさんは高値で売却することで老後のキャッシュフローを改善したいとのことでした。

駐車場のイラスト

<考えられる不動産用途の選択肢>

その駐車場を視察し、売却した場合立地条件からどんな不動産用途が考えうるか地元の不動産業者に相談するよう提案しました。

結果考えられるのは以下4つとの事でした。

・戸建分譲

・個人住宅

・賃貸マンション

・ロードサイド店舗

戸建分譲の場合坪単価50万円前後ということでした。そうだとすると合計5千万円になります。

個人住宅ですと、この土地に建物を建てると総額で1億円以上はするとのことでした。ただし、近隣環境を考慮すると、あまりおすすめでないことが判明し選択しからはずしました。

賃貸マンションの場合ですと、駅から15分は遠いと判断され、さほど賃料は取れず収益性はあまり良くありませんでした。

ロードサイド店舗は、相談者Bさんご自身が乗り気ではなかったので、選択しからはずしました。

<検証結果は?>

4つのケースを検証した結果、戸建分譲の売却価格が一番高かったので、更に戸建分譲価格をいかにあげるかを不動産業者に相談するよう提案しました。

相場は、坪単価50万円前後だったのが最終的にはもっと単価が上がりました。これで相談者Bさんも売却益が出て、キャッシュフローも黒字が今後続き、老後も安心して暮らせるようになりました。

<何故これほどまでに坪単価があがったのか>

何故これほどまでに坪単価があがったのか、不動産業者に問い合わせたところ、決裁権限のある人が買うと決めた価格だったそうです。もし、このようなケースでなければ相場価格になっていたかもしれません。不動産業者に足しげく通い、有効な人間関係を築いたことがこの結果につながったのかもしれません。

 
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