住宅の購入をするときには家計の状況に合わせて資金計画を作る必要が有ります。私は不動産の営業をしているときに住宅ローンの返済ができずにせっかく買った家を泣く泣く売るというご家庭を沢山みてきました。その方々は決して収入が低いご家庭ばかりでなく中流のご家庭がほとんどで、購入の時の資金計画をしっかり立てていなかったためそのような状況に陥ってしまったのです。

資金計画を立てるための参考として6回シリーズで中古住宅に関わる費用について述べていきます。

シリーズ構成

1    中古住宅を購入するための費用

2    住宅の所有権を主張するための費用

3    お金を準備するための費用

4    購入後に住宅を守るための費用

5    住宅を維持するための費用

6    建替えの費用(当記事)

1.建替えの費用

建替えの費用についても当初の住宅を購入する際に考えておく必要があります。住宅が何年もつのか(メンテナンスをこまめにして何年もたせるか)をあらかじめ資金計画に入れておきましょう。

2.土地をどうするか

建替えの時には土地をどうするかも重要です。長期間に土地の価格も変わってきます。土地を売って、もう少し安い土地を買って建替え費用の一部に充当するのもよい手段です。あらかじめいくら以上になったら売却するなど「覚悟」を決めておくといざ建て替えの時に正しい決断ができます。

3.シリーズ全体のまとめ

住宅購入時には購入時にかかる費用にばかり目が行きがちです。しかし人生は子どもの教育や車や家電の買い替え、老後の準備など様々なことにお金がかかります。ですから住宅を購入することによって今後の人生でどんな支出が増えるのか(どんな支出が減るのかも)考えて購入する必要があります。

資金計画ではこれら住宅を購入する費用に加えて家庭のライフイベントにかかる費用や家族の夢ややりたいことを整理して盛り込むと無理のない住宅購入が実現できるのではないでしょうか。

「やりたいことまで全部の資金を計画に入れていたら住宅なんか買えないよ」「思い切って住宅を買ってから考えたほうがいいよ」という声も聞こえてきそうですが、やりたいことを全部盛り込んでも実現できる計画を作れるのが専門家です。お近くのファイナンシャルプランナーや金融に詳しい人を探して相談してみると新たな道が開けるかもしれません。

 
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