2019年09月04日
梶本式:売買仲介のための不動産仕入れ理論入門

「不動産査定価格は2000万円~2300万円です」←この提案は最悪です。

梶本式:売買仲介のための不動産仕入れ理論入門

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「不動産査定価格は2000万円~2300万円です」←この提案は最悪です。


「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。


しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。


あなたは「最悪の価格提案」をやっていませんか?(リビンマガジンBiz編集部)


画像=写真AC


こんにちは。株式会社レコの梶本幸治です。


あなたは不動産査定書に査定価格を記入する際、【査定価格:2000万円~2300万円】という書き方をしていますね!(←決めつけ)


これは最悪な書き方ですよ!


…って感じで、いきなりの「決めつけ」からスタートした今回のコラムですが、取り上げるテーマは査定書の書き方。その中でも査定価格の書き方を解説していきます。


私は商売柄、全国各地の不動産会社様から「ウチの会社で使っている営業ツールをチェックして下さい」とのご依頼を頂く事が多いのですが、その中には「不動産価格査定書の添削」も含まれます。


そして拝見した不動産価格査定書の殆どが「査定価格:〇〇〇〇万円~〇〇〇〇万円」といった記載方法を採用されています。


上記のような「査定価格:2000万円~2300万円」という記載方法は、実はまだマシなほうでして、酷いところは下記のように記載している会社もございます。


【査定価格:2000万円~2600万円】

【査定価格:2167万円~2453万円】


先ず「査定価格:2000万円~2600万円」と記載している査定書は、あまりにも価格の上限と下限がかけ離れすぎていて、もはや不動産価格査定書の体を為していません。上限と下限の差で車が買えますね。こんな査定書を恥ずかしげもなく売り主様に提出して、「プロの仕事」と呼べるのでしょうか。


次に「査定価格:2167万円~2453万円」は、低レベルな自動計算システムで算出した査定価格をそのまま記載しているのでしょうが、不動産の査定価格を一万円台まで算出できる訳がありませんね。


私がお勧めしている方法は、「不動産査定価格は2000万円~2300万円です」という方法ではなく、次のように3つの価格を併記する方法です。


査定価格:査定価格とは媒介開始より3ヶ月程度で売却可能と思われる価格

売り出し提案価格:売り出し提案価格とは、3ヶ月以内に査定価格で売却する事を目指した場合、購入希望のお客様から充分に検討して頂ける価格

売り出し上限価格:売出し上限価格とは、売れる可能性は低いものの、購入希望のお客様に検討して頂ける最上限の価格。チャレンジ価格。



次のページ:なぜこの3提案が有効なのか?あなたはわかりますか?

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