【問31】不動産売却相談会のプログラムに関する問題|不動産仕入れ営業(媒介受託)確認テスト

「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。不動産仕入れについて必要な知識をクイズ形式で問います。よくわかる解説付きです。第31回は、セミナーで何をすべきか問います。(リビンマガジンBiz編集部)

画像=Pixta

【問31】

不動産会社が不動産売却相談会(セミナー)を開催する際、そのプログラムや実施要領の内容として不適切なものはどれか?

1. 不動産売却相談会(セミナー)開催に当たっては、高値売却や空き地・空き家売却、買取見積もり等、具体的な売却相談も受け付ける為、完全予約制で実施する事が望ましい。

2. 不動産売却相談会(セミナー)では、「不動産会社への売却依頼方法について」や「売却開始から引き渡しまでの流れ」といった一般的な講演プログラムから、「〇〇市で不動産を高値で売る方法」といった来場者にとって関心が高いと思われる内容まで用意し、講演用のPowerPointを事前に作成する事が望ましい。

3. 不動産売却相談会(セミナー)で講演する講師は、営業担当者が輪番制で講師を務め、相談会の司会者も同じく、営業担当者が輪番制で司会を務める事が望ましい。

4. 不動産売却相談会(セミナー)の会場設営に際しては、会場入り口に受付を設け、会場正面にスクリーンとプロジェクタを設置し、講師演台と司会者席を用意する等、しっかりとしたセミナー会場の様式を整える事が望ましい。

正解はここをクリック

【正解肢】1

【解説】

1.(誤)筆者(梶本)のクライアント先で不動産売却相談会(セミナー)を開催した場合、予約なしの当日飛び込みでいらっしゃる参加者様は一定数おり、その飛び込み参加者様が案件化する事も珍しくない。従って、参加障壁が高くなる完全予約制での実施はお勧め出来ない。相談会は予約不要で開催し、個別相談に関しては予約者様を優先するという対応がベターだと考える。従って本肢の記述は不適切であり、本問の正解肢となる。

2.(正)本肢記載の通り。PowerPointでは無く、ホワイトボードを利用する方法もある。しかし、PowerPoint作成時に「頭の中の整理」が出来る事から、営業担当者の営業力・提案力向上の観点からも講演用PowerPointの作成を推奨する。

3.(正)不動産売却相談会(セミナー)の講師として、著名な講師の招聘や士業の先生にお願いする必要は全くないと考える。講師は自社の営業担当者で充分である。又、営業担当者自身も人前で講演する事により、営業トークの向上が期待出来る。

4.(正)不動産売却相談会(セミナー)は「しっかり」と設営する必要がある。参加予約が少ない場合でも、相応の準備を行わなければ「手抜き感」が出てしまうので注意が必要。本肢記述の準備以外にも、参加者の席は3人掛けテーブルに2人座って頂き、最低でも9脚ほど用意する事をお勧めする。

【参考記事】

不動産売却相談会のプログラムと運営方法を詳細に解説(2020年07月01日公開)

不動産売却相談会を開催する際の基本的な考え方(2020年06月10日公開)

※本不動産仕入れ営業(媒介受託)確認テストは、執筆者である梶本幸治のコンサル経験・実務経験に基づいた不動産仕入れ理論で作成しております。本確認テストの正解肢以外の考え方や手法を否定するものではございません。

 
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