こんにちは、行政書士・ファイナンシャルプランナーの片野真理子です。
今日もよろしくお願いします。

桜が咲きましたね!!
私は4月最初の日曜日に、無理やりお花見をしました。
都内は満開になったそうですが、郊外はまだまだ…パンパンになった蕾が淡いピンクの景色を作って、「もうすぐ咲くよ!」と叫んでいましたが、もうちょこっとおあずけです(^^)
というわけで、お花見というより普通にピクニックでした(笑)

さて、情報収集という建前で、モデルルームを再訪した私たちは、その何となく浮き浮きとした空気を楽しんだあと、担当者と話すことになりました。
その時のテーマは主に「マンションの構造と設備について」でした。
住宅性能評価や、杭の深さと地盤について、窓や防音、そして防災用品の備蓄についてといった内容です。

様々な話を聞き、担当者の時間を割かせるほど、安易に断るのは失礼な気持ちになってきます。
私は試食も苦手な質なのです。
なので、きっぱりと聞くことにしました。
「買う買わないを決めるデッドラインはどこですか?」
担当者は、「前のめりの見込み客!」と思ったことでしょう。
交渉相手の方からラインを切ってきたわけです。
のらりくらりとモデルルームを楽しんで、フェードアウトしてしまえばそれでいいものを、「ここまでにきちんと検討します。」と言ったのですから。
時間や労力を惜しみなく与えることによって、相手に「無下にはできない。」と思わせるのは、セールスではよくある手法です。

「購入申込予定書にご記入いただくのは、〇〇日までとさせていただいております。購入申込予定書へのご記入は厳密には購入の申し込みではありませんが、申込予定書提出後の意思変更はご遠慮いただきたいというのが本音です。」
「申込書記入前に、住宅ローンの仮審査を受けていただくための書類へのご記入をお願いしています。これはまったく契約とは関係ありません。失礼なのですが、我々もご購入申し込みをしていただくにあたっては慎重にお話を進めたいと考えています。」
担当者はこのようなことを言いました。

さらに、こんなことを言いました。
「近くに2つ、他社さんの新築のモデルルームがありますので、そちらにもご見学に行かれたらいいかと思います。僕もマンション買うときにはモデルルームの見学は何か所か行きました。あと、今後1、2年くらいで、この付近に◇◇不動産のマンションが着工されます。実は入札でうちが負けた土地で、場所はここです。」

セールスのやり方はいろいろあると思いますが、私に対しては最も効果的なセールス方法だったと思います。
まさに「北風と太陽作戦」です。
私はセールスするのが苦手ですが、されるのも苦手なのです。
そして、「こんなに情報開示をするのは、物件の相当の自信があるのだろう。」と解釈しました。
ちなみに夫は、「セールスマンが最も嫌うのはクレーム、後からの紛争であるから、それを避けるための開示であろう。」という見解でした。

というわけで、我々(というか私)は、「そろそろまじめに考えないと。」という気持ちでモデルルームを出ました。
そして次の来所までの間に、中古物件探しをするのです。

 
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