元土地家屋調査士 今は行政書士の片岡美穂です!

個人的にも古家を再生して、素敵な賃貸物件にする投資をしていますが、

そんな古家や空き家を抱えている所有者さんに朗報な新法が、

検討されているのをご存知ですが?

今日はその「住宅確保要配慮者向けの制度」と古家再生のお話です。

と、その前に…。

私は全国古家再生協議会のメンバーとして、

古家を生活困難者、賃貸物件がなかなか借りられない人などに、

快適に住んでいただく物件にしよう!という主旨の投資をしています。

他の不動産投資と同様に相場の家賃や建物の状態と価格、

リフォームに必要な費用を試算して購入します。

しかしここで考える時の利回り計算に想定する家賃には2種類あります。

・古家の良さを生かした他にはない賃貸物件に仕上げることで想定する高めの家賃

・そのエリアで住宅を確保することが困難な方にも借りてもらえる家賃

です。

前者は相場より高めの設定ですが、それなりにリフォームを施すので、

これくらいで借りてくれたらうれしいな~という家賃設定です。

それに対し後者の家賃を考える時にはその物件の地方公共団体が、

「住宅扶助」として設定している制度の額を基準にしています。

例えば、

東京都23区

1人…53700円

2人…64000円

大阪市

1人…40000円
2人…48000円

規模の小さな賃貸物件にも、行政から48000円の家賃補助が出ます。

古い空き家でも快適な賃貸物件に際することで

15%前後の利回りが確保できる古家投資なんです。

そんなメンバーたちとこの新制度件を知った時にはやはりかなり盛り上がりました。。

この新制度の概要はいろんなページで紹介されているので、この記事では大きなポイントに絞ってご紹介しましょう。

(国土交通省のページはこちら)。

住宅確保要配慮者向けの制度2つのポイント!

①空き家等を活用するための改修への支援

②要配慮者の入居への家賃扶助を代理納付

①は空き家を活用したい大家さん、これから空き家を再生して賃貸経営したい人にとってうれしい制度です。

一定の条件(省エネ住宅やバリアフリーなど)をクリアしなくてはいけませんが、国の補助で改修工事が行えるのであれば

かかるコストがとっても助かります。

②は家賃の補助です。しかも今回の改正では補助する国から家主へ直接代理納付できるシステムを検討中です。

住宅扶助で家賃補助があっても、残念ながら家賃の支払いに使ってもらえない人も、

稀ですがいらっしゃいます。国が代理で納付するというシステムで、

貧困ビジネス撲滅の働きも狙っているそうです。

大家にも、借主にもそして放置されていた空家にとってもうれしい新制度なのです。

毎回、しつこいほどお伝えしておりますが、

空き家の数はどんどん増加しています。人の数より住宅の数のほうが圧倒的に多いのです。

賃貸経営は空室を抱えているのが普通です。

その反面、希望の住宅に入居できない人達も増加しています。

マッチングできれば、古家も蘇り、入居者さんも精神的に豊かな生活がおくれますね。

ぜひこの制度の今後の行方を見守り、古家・空き家の再生に活用していきましょう。

さて

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さて「50万円のごみ屋敷再生大作戦」の進行状況。

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このごみ屋敷さんには先ほどの新制度には間に合いませんが、

50万円だったので、けちけちしないでしっかりと再生してもらいます。

なにわの古家再生士さんは、古い家の良さをそのままに活かして、

快適な住まいに仕上げてくれます。

あのゴミだらけだった部屋は…

ビフォーのビフォー(引き渡し時)

     ↓ ビフォー(残置物撤去後)

      

そして・・・・

          ↓アフター

  

素敵です!壁の一面だけを淡いブルーにしたことで、落ち着きのあるモダンさが!

この部屋は和室のまま残すので、床の補強と壁の塗り替えだけです。

放置状態の空き家をお持ちの方。新制度と再生でもう一度快適な住まいとして

賃貸住宅に変身させてみてはいかがでしょう。(*^-^*)

 
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