駅から遠く利便性が悪い、土地が変形していて使いづらい、他人の私道を通らないと公道に出ることができない。

これらの悪条件があると不動産を売却するのに時間がかかります。

最悪の場合はタダでもいらない不動産ということもあります。

そんな条件が悪い不動産でも高く売るコツを紹介しましょう。


買取業者を通すこと

そのような条件の悪い不動産を売却するには、買取業者を通すことが一番です。

買取業者とは、中古住宅を現金で買い取り、リフォームやリノベーションをして転売する業者のことです。

古い家、そのままでは売れない家、悪条件の土地などの売却に優れており、業者自体が高く売るためのノウハウを持ち合わせているため、条件が悪い不動産でも買い取っている可能性があります。

逆に悪い条件の不動産のほうが安く購入できるため、そのような不動産を専門に買い取っている業者もあるくらいです。

安くリフォームできるようリフォーム業者と提携しているところや、悪い条件の土地でも付加価値を付けるアイディアを持ち合わせ高く売ることができるため買い取っている業者もあります。

仲介では売却しづらい

問題を抱えている不動産は、そのままで仲介売却はしづらくなります。

古い住宅で建物を取り壊せば売れる、土地が変形していてもその形を生かしたデザイナー住宅なら売れる、そういった話もよくあります。

しかし、仲介売却とは不動産業者が個人と個人を取り持つことがほとんどで、一般の人が問題のある不動産を買いたいとは思いません。

そのような不動産を売りたい個人は、付加価値を付けるノウハウも持ち合わせておらず、結局半年、1年経っても売れないということになりかねません。


田舎の不動産はニーズを把握しておく

これからの時代は少子高齢化になり、田舎の不動産はどんどん余っていくと予想できます。

しかし、必ずしもすべての人が都心の住宅を求めているかといったらそうではなく、逆に田舎暮らしを求めている人もいるのです。

田舎の不動産は売却しにくいことは確かでも、ニーズを把握して必要な人に売れるよう工夫することで売却しやすくなります。

・広い土地は分割して売る

・不動産購入にお金をかけたくない人向け

・リタイアした年代や子育て世帯も想定する

・下水道は整備されている地域のほうが売りやすい

・移住者サポートをアピールする

田舎では自治体が積極的に移住者促進活動をおこなっていて、子育て家庭などに充実したサービスを提供していることがあります。

なかには空き家バンクの支援活動をしていて、無料で購入層へのアピールができる場合もあるのです。

条件が悪い不動産は売れないと最初から諦めてしまうのではなく、そのような不動産売買を得意とする業者を見つけることが大切です。

取り引きする不動産業者は1社だけと決めてしまうのではなく、複数を一度に見積もりができるオンライン一括査定を利用して、条件が悪い不動産買取を得意とするところを探し出しましょう。

 
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