2017年02月18日
小林俊広

おうちの売却で見落としがちな「くるま」のこと

小林俊広

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不動産鑑定士兼不動産コンサルタントの小林です。






ご自宅の売却を検討されている方で、うっかり見落としがちな話題が「くるま」ですね。




くるまが関係ないエリア、たとえば駅そばで公共交通機関が大変発達しており、

車を必要としない方がメインの購入層になりそうな物件はあまり気にしなくてもよい話題です。


たとえば2人暮らしむけの1LDKとか2LDKのマンションや

カーシェアリングがすぐ近くにあったりする場合です。



でも一戸建てとなるとほとんど駐車場の話題がくっついてきます。


昨日ご依頼のあった物件は「地下のコンクリートボックス」の車庫付き一戸建てでした。



大変立派なおうちで、将来2世帯になってもよいように、2Fにキッチン増設用水道やガスまで完備されていて、

車もボックスのなかに2台縦列で止められるものでした。



でも残念ながら車庫の高さが180cmしかない、というものでした。


なぜ残念なのかというと、おうちが6LDKだったからですね。



検討したいと来られるお客さんも子供が3人だったりお庭がほしかったり、

いかにもファミリー層です。


口々に言われるのは「1ボックスカーは入りますか?」です。


残念ながらこの物件は車高の低い1ボックスでなければ入りません。


よって、コンクリートの天井か底を削るしかありません。



コンクリートのボックスは業界的には「ボックスカルバート」とか「カルバートボックス」といいますが、

ほとんどの場合、建物がボックスの上に立っていますので、車庫ボックスの天井を削ることはできません。



したがってボックスカルバートのそこの部分を削ることになります。


そうすると、次に道路との境目に高低差ができることになります。


ここになだらかな斜面上のプレートやコンクリートを設置する必要がでてきます。




相当大掛かりな工事となりそうな状況ですね。


よくよく調べると、残念ながら底の部分には多数の鉄筋が入っており、


はつると建物全体の構造が不安定になりかねない、ということで


今回は残念ながら工事はあきらめて、


近くの青空駐車場を探していただくことになりそうです。





事前に準備したいこと、それは、


①駐車場に収められる車高・車幅・全長を事前によく調べておくこと

 (セダン、軽、1ボックス、スポーツタイプなどタイプ別に可否を確認)


②だめだったときに近隣に駐車場があるかどうかを確認すること


③どのような増設工事・拡張工事が可能か確認すること



ですね。


時間がない方ほどあらかじめの準備が大切です。


仲介会社さん任せもよいですが、売却するのは自分ですので、自分の物件をよく調べておくことが得策に思います。




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