9月23日は不動産の日だ。そう聞いて「なるほど!」と思う人が多いのだろうか、「なぜ」と頭に?を浮かべる人が多いのだろうか。

これは、秋は不動産取引が多くなることと、そして「2(ふ)10(どう)3(さん)」の語呂合わせから、昭和59年(1984年)に全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)によって定められた。

語呂合わせなら、10月23日の方が適切なのでは・・・という声が聞こえてきそうだが、9月23日に制定されている。秋に不動産取引が多くなるのは、やはり9月~10月に部署異動など、組織変更がされることが多いからだろう。

とはいえ、新年度、新学期が始まる3月に不動産の取引が最も多いことは言うまでもない。

そもそも制定した全国宅地建物取引業協会連合会(以下全宅連とする)とはどのような組織なのか、おさらいしておこう。

今からおよそ50年前に作られ、今では約10万以上の事業者が会員という国内最大の組織だ。全国47都道府県の宅建協会(宅地建物取引業協会)には、各都道府県で事業を行っている多くの宅地建物取引業者が会員となって所属しており、この各都道府県の宅建協会の全国組織が全宅連だ。具体的には不動産に関するセミナーを開催したり、独自の資格「不動産ビジネスパーソン」を付与したり、無料相談所を設置するなど、消費者の安心・安全な不動産取引、会員業者のサポート、宅地建物取引業の健全な発展を目的として活動を行っている。

新築よりリノベーションを選ぶ理由

不動産取引が増えるこの時期、住宅購入を考える人も多い。

その際、新築を買うか中古を買うか、マンションか戸建か、都内か郊外かなど様々な選択肢が増えてきた。かつての新築一辺倒は、もはや若い世代にはなくなりつつある、では、そういった世代は、どうやって購入する家の選択しているのだろうか。

利便性や将来の資産価値など、尺度は多いが、昨今、多くなっているのは「自分らしさ」ではないだろうか。住む人の個性がにじみ出た、自分の趣味やセンスが反映された家が、住宅系雑誌などでも盛んに取り上げられている。

近年、それを手がるに実現できる方法として「リノベーション」が注目を集めている。注文住宅の新築に比べれば、金額も半分から3分の2程度に抑えられ、自分たちの思い描く空間作りが可能だからだ。

リノベ向けのリフォームローンも拡充されつつ有り、自分たちの好きな場所に低価格で理想の空間をつくることができるようになりつつある。リノベーションは今後ますます増えるであろう。

 
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