2017年03月28日
工藤 崇

「エレベーター」のある中古物件の考え方

工藤 崇

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郊外の中古物件を購入するときに、築20年で「家庭用エレベーター」のある物件を紹介されたとします。エレベータ付の戸建てに住むなど、一昔前は準富裕層の生活を期待してしまいます。ところがFPとして相談を受けると、意外にも手放しで喜べない理由が見つかります。


1、売却値が高い


エレベーターがある物件は、物件価格が高くなります。同等相場の物件と比べて、エレベーターのスペースを確保しなければならないことと、1階、2階のいわゆる「通り道」を考慮しなければいけないこと。マンションなどの大規模建築物だけではなく、戸建てにエレベーターをつけると、型枠もその分強固さが求められます。そのため、基礎部分も割高になり、かつエレベーターの存在も割高要因になります。




2、負担になる電気代


ランニングコストについても留意しなければなりません。エレベーターは当然ですが手動で動くものですはなく、稼働には多額の電気代が必要となります。


ここまでを総じていえることは、エレベーターの存在が「コストに見合う分稼働するか」ということです。


せっかくエレベータ付の物件を購入しても、電気代の急増がネックになってあまり稼働しないという場合、言葉は悪いですが「宝の持ち腐れ」になってしまいます。また、新築のエレベーターならばさほど心配はありませんが、中古の場合はメンテナンス費用が思いのほかかかってしまう場合も。


その場合は、「エレベーターを使っても使わなくても」お金がかかってしまうため、エレベーターを持つことが効率的とはいえません。


ただその一方で、終の棲家にしようと購入した中古物件で、階段があり、上り下りできなかったという話もよく聞きます。だからこそエレベータ付の物件が誕生したともいえるでしょう。


中古物件のエレベーターという特徴を把握し、メンテナンスが完了しているか、そして購入後の生活で実際に使用する頻度が高いかを考えて、エレベーター付きの物件を検討するようにしましょう。

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