私事ですが今年の新卒として北海道から上京した実弟の社会人新生活が始まって数日。弟が自宅近くの桜の写真を上げているのをみて、少し安心しました。東京の公園や緑地帯は、慣れない生活に疲れた身体を優しく労わってくれることでしょう。


1、東京は公園の多い都市なのか


ところで、東京は世界のメトロポリタン(巨大都市)と比較したときに、公園や緑地帯の割合が多い都市といえるのでしょうか。ここに興味深い統計があるので紹介します。


<世界主要都市の一人あたりの公園面積の比較>


                   ※ 一人当たり公園面積:㎡/人

都市名

公園割合

調査年

東京23区(日本)

2.9

H16

仙台(日本)

12.55

H16

ニューヨーク(アメリカ)

29.3

H9

ロンドン(イギリス)

26.9

H9

パリ(フランス)

11.8

H9

ベルリン(ドイツ)

27.4

H9

キャンベラ

(オーストラリア)

77.9

H9


出典:仙台市役所


これは東京の人口が著しく多いことと、皇居や赤坂離宮などといった場所が公園として計上されていない可能性がありますが、それども東京は著しい低さです。




2、都市に公園のあるメリットとは?


都市に公園があることで、いくつかのメリットがあるといわれます。ひとつは治安や人口密度への好影響です。特に都市部は勤務先として通勤している人も多いため、忙しさを和らげます。晴れの日など、公園でお昼をとってくつろいでいる人も多いですね。心身へのリラックス効果があるのでしょう。


また、地球温暖化にともなって社会の大きな課題となっているヒートアイランド現象。都市部の公園は、地面の気温やアスファルト熱を下げる効果もあります。

これから東京に出られる方は、公園を近くを探してみるのもよいのではないでしょうか。また、公園の近くは地価が下がりにくい、という傾向もあります。投資物件を運用して、将来的な売却を考えている方は、「公園の近く」は意外な眼のつけどころかもしれませんね。

 
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