2017年04月14日
工藤 崇

「木造」建物を先入観で見ることなかれ

工藤 崇

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みなさんは「木造」といわれて、どのような印象を持つでしょうか。鉄骨(S)造や鉄筋コンクリート(RC)造と比べて耐震性や遮音性が低いものの、その分建築費は安く、居住環境も「木造の『良さ』がある」といわれます。その木造の印象は、実態とは少し離れたものなのかもしれません。


1、最新の木造はここまで進化した!


筆者も数年前、建築会社で働いていたことがあります。いくつか建物を担当しましたが、最近の木造建築には驚かされました。


まず遮音性ですが、石膏ボードやゴムマットなどを壁や床に配置し、生活音を遮る技術が進化しています。耐久性に関しても、木造と鉄骨素材、コンクリート素材をバランス良く混合することにより、著しく耐久性を高めることができます。ただ、木材のメリットである木の温もりやリラックス効果を同時に維持しています。


また、木造の最大のデメリットとされる「火災への弱さ」も最新の技術が改善しています。最新の木材は火災のとき、表面が炭化することで中まで燃えることはありません。




2、木造を先入観で見ることなかれ


このように、一昔前の「木造」の印象は最近の建築技術の進歩により大きく変わりつつあります。ただ、比例して鉄骨や鉄筋コンクリートのように建築費用まで上昇しているものではありません。コストパフォーマンスのいい建築素材として、再評価されています。


マイホームを建てるとき、資産運用として賃貸アパートを建てるときは、できるだけ木材ということに先入観を持たずに、検討していくことが大切です。


実際に最近は都市部の建築物集合地域に、再開発による建替などを契機として、木造建築物を建てる動きが広がっています。2020年の東京オリンピックの主役となる国立競技場も木造+鉄骨建築物として、日本の伝統工法を重視したものですね。


都市部での木造建築物は、ヒートアイランド効果を抑制する効果もあります。木材の再評価とともに、どこか安心できる、そんな街づくりが拡がっていくのかもしれません。

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