売却前のリフォームにお金をかけすぎない

自宅の売却を考えたとき、家の汚れは気になりますね。暮らしているときには気がつきませんが荷物が搬出されて建物内が空っぽになった時、クロスの汚れや床の傷が目につくものです。クロスがきれいだったり、床に傷がなかったり、水回りが新品だったら、売却しやすいことは言うまでもありません。中古住宅を内覧されたお客様の印象も良くなりますね。しかし、売りたいからといってクロスや床を変えても、新品のクロスや床が買主の趣味に合っているとは限りません。購入後に予算の中で自分の好みにリフォームする方がほとんどだと思います。売主が多少の費用を投じても見栄えが良いようにリフォームをしようとお考えなら、リフォームと同程度の金額を販売価格から引き下げるのはいかがでしょうか?もしくは不動産会社の担当者に、ご案内の際「売主の費用でクロス張り替えます。」「◯◯◯の修繕費用は売主が負担します」など買主にとってお得な情報を提示してもらいましょう。買主にとっては好条件の提案ですから、購入の決め手になることがあります。

必要な個所はしっかり修繕をしよう

床が抜けていたり、襖がやぶけていたり、障子が黄ばんでいる場合など、第一印象があまりにも悪すぎると思われる部分に関しては無理のない範囲でしっかりと修繕したほうが良いでしょう。ホームセンターで材料を購入してご自身で修繕すれば費用は安くすみます。また、自分の家の匂いには気づきにくいものですが、匂いは大変重要なポイントです。匂いを根本から消すためには専門のクリーニング業者に依頼するしかありませんが、簡単な対処方法があります。部屋中に消臭剤を置く、炭をおくなどの工夫をされると良いと思います。炭は天然の消臭剤で、調湿・消臭の効果は半永久的に有効とも言われています。下駄箱に炭を入れて消臭対策しているお宅が多いのはこのためですね。家じゅう丸ごと消臭・調湿と考えると炭の量は増えますが、炭はバーベキュー用の炭でも、細かく砕けているものでも大丈夫です。ホームセンターやインターネットで手軽に購入することができます。必要な個所はお金をかけずにできるだけ直しましょう。

 
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