外回りのトラブルで気をつけること。

戸建住宅では近隣とのトラブルは避けたいものです。具体的ないくつかご紹介します。まずは境界について。当たり前のことですが隣地との境界はきっちりと確認し相手の敷地に無断で入らないようにしましょう。フェンスや門扉が設置されていない場合でも、近道だからと敷地の端を通路にすることは止めましょう。ガーデニングが趣味の方は大切に育て美しく咲いた花々をコンテナに入れて楽しみたいですよね。癒しの草花であっても、隣の家のブロック塀やフェンスにガーデニング用ハンギングバスケットや物を掛けることはやめましょう。また天気の良い日に、フェンスに子供の運動靴、傘、玄関マット、等を干している方がおりますが、そのフェンスはご自身の所有物でしょうか?

以上の事例は新しい分譲地よりも、昔からの住宅地で見受けられる光景です。

プランニング段階で気をつけること。

注文住宅の場合はプランニングの際に現地確認を行い、日当たりや隣の家の窓の配置を確認することと思います。後から新築した家の窓が、既存住宅の窓の正面に向かって設計された場合は、既存住宅の住人から目隠しとして、ルーバーの設置や曇りガラスに変更することを求められることがあります。また、エアコンの室内機の設置場所は隣の家の窓に向いていませんか?室外機から排出される熱風やファンの音は隣人にとっては気になり、配慮が足りないと苦情を受けることにもなりかねません。庭木に関して気をつけたい事例は落葉樹です。秋、地面に落ちた枯葉の掃除は敷地外でもマメに行いましょう。大きく成長した樹木はお隣の日照を遮ったり、枝が境界を越えてしまった場合、枯葉が雨樋やベランダに落ちることもあります。樹木が伸び放題にならないよう剪定を定期的に行うことが必要です。駐車場の位置はお隣の玄関や窓の方向ではありませんか?排気ガスとエンジン音は公害です。アイドリングにも気をつけましょう。

戸建住宅では小さな気配りがご近所づきあいの要となります。言い方を変えると小さな気配りが出来ないと大きな代償を払うことになります。マイホームは大きな買い物です。簡単に売却や引越は出来ませんので、一度暮らし方を客観的にみることも必要かもしれませんね。

 
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