民泊新法施行から1年【民泊について調査】

「民泊」の認知度90%も、利用経験者はわずか3%!

空き家の活用ができると民泊制度に「賛成」63.8%!

不動産関連の比較査定サイト「リビンマッチ」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:川合 大無)は、「リビンマッチ」を利用した40歳以上の男女全国469人を対象に、昨年6月15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)施行から1年経った現在の「民泊」について調査しました。

【調査結果サマリー】

ポイント1 アンケート全体の民泊の認知度は90.0%。

      でも、80.8%は民泊サイト名は知らない。

ポイント2 空き家の活用ができると民泊制度に「賛成」63.8%!

ポイント3 民泊利用経験者はわずか3.0%。57.1%が「民泊を利用したくない」と回答!

「民泊の認知度90.0%。民泊サイトで知っているものはない80.8%も!」

リビンマッチを利用した40歳以上の人に「年代」を聞いたところ、『40代』は17.9%、『50代』は38.0%、『60代以上』は44.1%でした。

つぎに、「民泊を知っているか?」聞いてみました。『利用したことがある』(40代:2.4%、50代:1.1%、60代以上:2.4%)、『知っている』(40代:39.3%、50代:44.4%、60代以上:40.6%)、『なんとなく知っている』(40代:25.0%、50代:21.3%、60代以上:18.8%)、『聞いたことがある』(40代:25.0%、50代:21.3%、60代以上:29.0%)、『知らない』(40代:8.3%、50代:11.8%、60代以上:9.2%)となり、50代では『知らない』と回答した人が1割強いるものの、40代・60代以上では9割強の認知度があることがわかりました。

つづいて、「知っている民泊サイト」を聞きました。すべての年代で最も多かった回答は『知っているものはない』(40代:79.8%、50代:77.0%、60代以上:84.5%)となりました。昨年の民泊新法施行時に話題になった『Airbnb』(40代:16.7%、50代:16.9%、60代以上:9.2%)でさえも1割程度の認知度となり、まだまだ普及していないことがわかりました。

「民泊制度は『空き家の活用ができる』と63.8%が賛成!」

民泊新法施行から1年経った現在、民泊制度についてはどう思っているのでしょうか?『賛成』(40代:17.8%、50代:14.6%、60代以上:18.4%)、『どちらかと言うと賛成』(40代:52.4%、50代:45.5%、60代以上:45.9%)、『どちらかと言うと反対』(40代:23.8%、50代:31.5%、60代以上:28.5%)、『反対』(40代:6.0%、50代:8.4%、60代以上:7.2%)となりました。

「賛成」または「どちらかと言うと賛成」と回答した人にその理由を聞きました。どの年代位からも『空き家(空室)の活用ができる』(40代:67.8%、50代:74.8%、60代以上:69.9%)が最も多く、『宿泊施設不足の解消になる』(40代:40.7%、50代:45.8%、60代以上:41.4%)、『地域が活性化する』(40代:25.4%、50代:26.2%、60代以上:42.9%)とつづきました。また、60代以上は『ゲスト(宿泊者)が各土地の文化や生活を体験できる』『出会うことのない人々との出会いができる』『ゲストと地域住民との交流が楽しめる』『ゲストの出身地に興味を持つことができる』など、ゲストとの交流に関する理由が、どの年代よりも上位を占めていました。

「反対」または「どちらかと言うと反対」と回答した人にその理由を聞きました。40代・50代で最も多かった回答は『犯罪に利用されたら困る』(40代:72.0%、50代:54.9%、60代以上:51.4%)で、60代以上では『ゲスト(宿泊者)がマナーを守らない』(40代:48.0%、50代:38.0%、60代以上:52.7%)となりました。

「民泊利用までの壁は厚い!? 57.1%が今後『民泊を利用したくない』と回答」

「民泊の利用経験」を聞いたところ、『ある』(40代:3.6%、50代:3.9%、60代以上:1.9%)、『ない』(40代:96.4%、50代:69.1%、60代以上:98.1%)となり、どの年代も利用者はわずかでした。

つぎに、『今後民泊を利用したいか?」を聞きました。『国内で利用したい』(40代:34.5%、50代:20.8%、60代以上:22.7%)、『海外で利用したい』(40代:3.6%、50代:11.8%、60代以上:10.2%)、『国内外で利用したい』(40代:9.5%、50代:10.7%、60代以上:7.7%)、『利用したくない』(40代:52.4%、50代:56.7%、60代以上:59.4%)となり、40代は44.0%、50代は31.5%、60代以上は30.4%の人が国内での利用を考えていることがわかりました。

最後に、「機会があれば民泊を経営したいか?」聞いてみました。『経営したい』(40代:17.9%、50代:20.2%、60代以上:13.0%)、『経営したくない』(40代:82.1%、50代:79.8%、60代以上:87.0%)となり、『既に経営している』人はいませんでした。

「経営したい」と回答した人にその理由を聞きました。どの年代も最も回答が多かったのは『空き家(空室)を活用できる』(40代:46.7%、50代:44.4%、60代以上:70.4%)となり、以下『ゲスト(宿泊者)との交流が楽しめる』(40代:26.7%、50代:41.7%、60代以上:37.0%)、『未経験でも経営できる』(40代:40.0%、50代:27.8%、60代以上:33.3%)とつづきました。また、40代では6.7%、50代ではわずか2.8%だった『スクールに通わず外国語が上達できる』は60代以上では11.1%いました。

<調査概要>

■調査期間:2019年4月26日~5月15日

■調査手法:インターネット調査(任意でアンケートに回答)

■集計数:「リビンマッチ」を利用した40歳以上の男女全国469人

※本リリース内容の転載にあたりましては、「リビンマッチ調べ」という表記をお使いいただけますようお願いいたします。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ