まずは火災保険の必要性をチェック!

一戸建てにしろマンションであっても、マイホームに火災保険は必要不可欠。自動車でも車両保険をかけておくと安心なように、何かあったときのためにマイホームにも火災保険をかけておくと安心です。とくに不動産の場合は高額なため、火事になって建て直すとなるとそう簡単にはいきません。なかには『火の元には細心の注意を払っているから大丈夫!』と思っている人もいますが、日本には【失火法】という法律があるのをご存じでしょうか。たとえ自分がどれだけ気をつけたとしても、隣の家が火事になるかもしれませんよね。そしてその火が自分の家にも移りマイホームが焼失なんてことも・・・。そしてわざと火をつけるといった重大な過失がない場合には、出火元となった隣の家に損害賠償を求めても認められません。理不尽かもしれませんが失火法があるためで、たとえ隣から燃え移って火事になったとしても、マイホームは自分で修理や建て直す必要があります。


一般的には加入が当たり前の火災保険

失火法のこともありマイホームを持っていれば、一般的には加入が当たり前の火災保険。また金融機関で住宅ローンを組む場合も、火災保険に入ることが前提になっている場合も多くあります。火災保険には加入する際に短期と長期が選択でき、短期では1年、長期間では5年や10年といった期間ごとに契約を更新していきます。もしも火災保険をかけている不動産を売却する場合には、解約すれば残っている期間の火災保険料が返還されます。ただし!マイホームを売却しても自動的に解約とならないため、保険会社に解約手続きを申し出る必要があるので覚えておきましょう。


売却が決まったら早く解約するべき?

火災保険の保険料をたくさん返還してほしいがために、売却が決まったから早く解約する、というのは間違いです。たとえ自分たちは新居に引っ越して誰も住んでいなくとも、火災保険解約はまだまだ先のお話。売却が決まって契約を交わしていたとしてもまだ我慢。ベストな解約のタイミングは、物件の引渡しが完了したあとです。何かあったときのために完全に買い主の所有となるまでは、必ず火災保険をかけ続けておきましょう。

 
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