日本では築年数が経過している古い住宅よりも、築20年以内の新しい住宅の方が、人気が高く売れやすい傾向にあります。

世界的には新築住宅よりも、中古住宅の方が人気なので、日本のような国は少し変わっていると言えます。

しかし、日本でも中古住宅が都市部でも売れていて、安くて物件が星のようにある中古住宅に注目が集まっています。

ここでは古い住宅を賢く高く売る方法を考えてみたいと思います。

古い住宅を売るには、更地にして売った方がいいというイメージがあります。しかし更地にすると固定資産税が最大で6倍になってしまいます。最近では、リフォームやリノベーションを目的に購入する人もいるので、まず中古住宅と土地で売り出してみましょう。不動産会社と相談して、中古住宅と合わせて古家付き土地と両方で売り出せば、住宅や土地を探している人にアピールすることが可能です。このとき希望なら更地引き渡し可、と記載しておくと売れやすくなります。準備として複数の解体業者に見積りを出してもらうとスムーズに進みます。

以前は、中古住宅を売主がリフォームすることがありましたが、自分でリフォームをしたい買主が増えているので、リフォームせずに値引きした方が売れる可能性があります。そのため無理にリフォームすることは、一旦考え直しましょう。

個人に中古住宅を売るときに注意したいのは、瑕疵担保責任です。これは売却から1年以内に、物件に不備が見つかった場合、修復する義務を負うという法律になります。しかし、古い住宅の場合、瑕疵担保責任を負わない特約を付けることもできるので、契約書には必ず明記しましょう。なお、不動産会社に物件を買い取りしてもらうと、個人に売るよりスピードが早い代わりに、買い取り価格は低くなってしまいます。理由は不動産会社で、リフォームや修復、維持費用などの経費がかかるためです。以上のポイントを踏まえて、新しい住宅でなく古い住宅でも、十分に売ることができるので、あきらめずに挑戦してみてください。

 
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