2018年02月22日
明海大学不動産学部

スポーツの力による都市や人へのポジティブな影響を次世代に継承する

明海大学不動産学部

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こんにちは。スポーツ科学(医学)を専門に教育・研究を行なっている杉浦雄策です。

不動産学に所属していますが、一般教養科目を担当する教員です。したがって、さまざまな学問分野の学生との交流が盛んで、日々彼等から、“気づき” や “アイディア” をもらっています。そんな日常があることから私は、学際的な学びによって、「スポーツを通じて、人々の生き方が豊かになる都市(まち)や社会の実現」に貢献したいと考えています。


今回は、私の研究室で、オリンピックレガシー創出に取り組んでいる二人の学生(秦 絵莉香、花香 聡美)の “夢プロジェクト” を紹介したいと思います。両名とも「スポーツの力による都市や人へのポジティブな影響を次世代に継承する」ことをテーマに、社会要因(社会学)からそれぞれ異なる方法で、「まちづくり」に挑戦しています。


オリンピック開催を都市変革のチャンスに


オリンピックは、世界的なスポーツのビックイベントとして、正負の両面の性質を帯びながら成長してきました。現在では、さまざまなレガシーを生みだすことで、社会との多様な関係性も示しつつあります。


オリンピック教育


レガシー創出のための一つの取り組みに、「オリンピック教育」があります。それを題材として、オリンピックの理想をとり入れながら、体育やスポーツという分野にとどまらない教育活動や文化活動を通じて、開催地(東京)だけでなく、日本各地で多様な価値観(人生観)を学ぶことにあるのです。そして、学びを活かし、それぞれの人生が豊かになることを目標としているのです。


プロジェクトⅠ:

こどもを変え、おとなを変え、地域を変える(秦 絵莉香)


わたし(秦 絵莉香)が取り組むプロジェクトは、「スポーツの力;夢・感動・希望・勇気」と「地域の人々の社会的つながり」によって、「人(こども)のこころを変え、地域を変える」ことにあります(下図参照)




具体的には、一年を通して複数のオリンピアンに特定の地域(大分県玖珠(くす)郡玖珠町)に来訪してもらい、かれらがこどもたち(中学生)と共に、大分県のPR動画 “シンフロ” に因んで、「ダンススイミング:水中パフォーマンス」を完成させるプロジェクトです。


これは、玖珠町にある中学校の学習教育プログラムの一部として、実行される予定になっています。このプロジェクトは、「やればできる・想いは通じる・夢は叶う」をテーマに行ないます。「ダンススイミング」を完成させる過程で、中学生が協働・共生・補完を経験して、「人生を歩くヒント」もらい、それをもとに、「夢に向かって活動」していくことを目指しています。


その後、こどもたちの活動をみたおとな(保護者・地域の人々)が「日常を、よりポジティブ・アクティブに過ごす」ことで、「活気に満ち溢れるまち」へと創生していきます。つまり、「こどものこころを変え、おとなのふるまい・想いを変え、地域を変える」という試みです(下図参照)。




「まちの創生」とは、スポーツ合宿の誘致、スポーツイベントの開催、総合地域型スポーツクラブの創設などによる “スポーツの力” をまちに住む人々が体現していくことで、「玖珠町が活気を取り戻す」ことにあります。この取り組みによって、「 “スポーツフル” なまちを形成していく」ことを、このプロジェクトの大きな目標としています。


“スポーツフル” なまちづくり


このプロジェクトは、「スポーツを楽しむライフスタイルが確立し、住むほどに、訪れるほどに、人がバイタリティを取り戻し、アクティブな(スポーツフルな)まち」へと変革していくことを創造しています。


こころの変化を促して、「地域創生」!


これまでの地域おこしは、有形の財産、例えばインフラを整備することに重点が置かれてきました。しかし、このプロジェクトがこれまでの「都市づくり」と大きく異なることは、人のこころの変化にターゲットを当てたことにあります。つまり、住む人のこころが豊かになり、まちが活気を取り戻すことで、「地域創生」が成されると考えています。


プロジェクトⅡ:

スポーツ×観光:健康増進・予防医療に取り組むまちへ(花香 聡美)


わたし(花香 聡美)が取り組むプロジェクトは、“マラニック” を通じて「スポーツの概念」と「観光の概念」を変え、「まちの新たなイメージ創出で人と人をつなげる」ことにあります。


マラニックとは、マラソンとピクニックを掛け合わせた造語です。いわゆる、「観光ランニング」です(下図参照)




具体的に、浦安市は有名なテーマパークがある新町から漁師町の面影を残した元町まで、変化に富んだ景観が楽しめます。しかし浦安市は、有名なテーマパーク以外にイメージがしづらく、元町の賑わいも少ないのが現状です。


そこで、なんでもない “道” を観光資源と位置づけ、移動そのものを観光の目的とし、“マラニック” を開催することで従来のマラソン大会のような1日に3,000人を呼ぶ “局地的” な集客ではなく、年間を通して3,000人を呼ぶ “継続的” な集客を図り、地域振興につなげていきます。


もう一つの目的は、“いつでも・どこでも・気軽にスポーツができる環境づくり” です。マラニックは、ズバリ “時間をかけてゆっくり走る” ということです。そして、誰でも簡単にできるスポーツなのです(下図参照)。




マラニックを通じてスポーツを始める “きっかけ” を作り、浦安=健康増進・予防医療に取り組むまちとして全国にPRしていくことを、このプロジェクトの大きな目標としています。


“マラニック” でまちづくり


このプロジェクトを進めることで、スポーツから遠ざかっていた大人や苦手だと思っていた人に、スポーツを身近に感じてもらいたいです。仲間をつくる・達成感を味わえる喜び、そして自身に自信を与えてくれるということを、多くの人へ提供できるだろうと考えています。


学生の力で「地域創生」!


通う大学と大学があるまちを誇りにもち、そのまちや大学のために学生が積極的に活動することも、地域振興に繋がるのではないでしょうか。

わたしの将来展望は、明海大学を中心に健康スポーツに取り組む大学とのネットワークを強化し、共催イベントを作ることも視野に入れています。


あなたの夢を全力で応援します…


いずれのプロジェクトも、学生が主導になり進めています。最初は「なんだ、それ?って笑われるくらいの夢物語だったかもしれません」。でも、「それくらいがイイ!」と思っていました。そして幸いにも、プロジェクトに多くの関係の官公庁や企業が興味を示してくれています。一つひとつは、“小さな力” だったのですが、いまでは掛け合わせることで、それは “大きな力” になりつつあります。


これからも、多くの方々の応援を “力” に、プロジェクトを完成させていきたいと思っています。

健康都市づくり(「オリンピック開催は、都市変革のチャンス」参照)の実現には、個人要因(健康科学)× 社会要因(社会学)× 環境要因(不動産学)が必要になると考えています。

杉浦研究室では、不動産学の視点から、地域創生を目指す学生のデビューも願っています。


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最後までご覧下さり、誠にありがとうございました。
もしよろしければ、不動産学部のホームページもぜひご覧下さい!
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