2016年12月18日
三輪 翔

不動産と会計のハナシ

三輪 翔

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もうすぐクリスマスですね。

この間奥さんに「何か欲しいものある?」と聞くと、「任天堂3DS」という回答が返ってきました。


私は税理士になる前、資格の大原で税理士講座の講師の職に就いていました。

担当科目は「財務諸表論」といって、決算書の作成にかかわる科目です。


そこで今回は不動産と決算書の関係について話題にしてみたいと思います。


会計学上不動産は有形固定資産と言って科目の分類としては資産に該当します。

たとえば土地、建物といった科目が存在します。


会社や個人事業主が土地や建物を購入するとその決算書には有形固定資産が計上されることとなるのです。


会計の勉強、たとえば日商簿記検定などの資格をお持ちの方ならばご存じかと思いますが、

この有形固定資産は「減価償却」という会計処理の手続きが必要なのです。


通常、有形固定資産は長年使い続けることになるので、時間の経過とともに老朽化していきますよね?

例えば、当初1億円で購入した建物であっても10年、20年と経てば価値が下がっていくわけです。


決算書にはこの価値の減少を反映させなければならないので、「減価償却」という手続きによって

建物の金額を毎年減少させていくのです。


減少した価値はコストと考えられているのでその所有者が不動産を利用して事業を営んでいる場合は

黒字と相殺することができます。


ついこの間、その財務諸表論の講義で減価償却について触れることがあったのですが、

減価償却には「自己金融効果というおいしい効果がある」というハナシをしました。


「自己金融効果」とはなんぞやというと、減価償却は黒字と相殺できると、手元にキャッシュが残る効果のことです。

黒字が出ているということはすでにキャッシュが手元にありますよね?(まぁ実際には借入の返済にあてたりとかでなくなることも多いですが…)


しかし、黒字が出ているということはその分その所有者の所得にカウントされますので、税金がかけられたりして、

結局お金を支払わなければなりません。


そこでそんなときに減価償却をするとおいしい効果が得られるのです。

減価償却は毎年支出をしているわけではないのに、コストと考えられているため、黒字と相殺されます。

そのため減価償却をした分だけキャッシュが手元に残る仕組みになっているのです。


そんなハナシを講義内でしたのを思いだしたのでここで紹介させていただきました。

因みに税法上は減価償却をやりすぎないように限度があったりするのでいくらでも黒字と相殺できるというわけでは無いのです。

悪しからずご承知ください。。



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