ごきげんよう、雅庵です。

総務省統計局発表によりますと、平成27年の子供の数(15歳未満人口。以下同じ。)は、前年に比べ16万人少ない1617万人で、昭和57年から34年連続の減少となり、過去最低となりました。これは、子供の割合が12.7%という数値です。※1

さらに、平成25年の出生数は、102万9,816人、出生率は1.43となっています。※2

この数値から考えると、一人っ子同士の夫婦が増える可能性は、高くなります。

一人っ子同士の夫婦は、メリット・デメリットがありますが、一夫婦が4人の親の介護を覚悟するということです。

ちょっと考えただけでも、重大な任務です。

メリット

デメリット

親の介護を含めた支援を、自分たち夫婦だけで決めることができる

介護を分担する、共に励まし合う、肉親の相談する相手がいない

家庭内の相続問題が起こらない

面倒な手続きも、全てやらなければならない

他の兄弟姉妹と比較されることがない

寂しさ

ここで、視点を少し変えた、賑やかで楽しい生活をご提案します。

夫の両親の住まいと妻の両親の住まいを売却して、一つの土地を購入し3家族の住まいを手にしよう!という提案です。

一人っ子の場合は、最終的に親財産はすべて1人が相続することになります。

離れて暮らす両親を、遠くから心配したり、時間をかけて介護にかよったり、そして最終的に誰も住まなくなった家を処分する。これでは、介護する方の生活に、疲れが出てしまいます。

両親が元気なうちに、離れている家族が一つの建物に集まり、お互いを尊重しながら生活する。これでしたら、時間にも心にもゆとりができます。

たとえば、各家族の住まいは、マンションのような独立タイプにしてそれぞれの生活のプライバシーを守ります。その一方で、みんなの共有の場を一つ設けます。

庭を共有とした場合は、休日におじいちゃん、おばあちゃん、夫婦と子供のみんなでバーベキューやガーデニングで3世帯の楽しい時間をもつことができます。

趣味の部屋を共有とした場合は、家族で過ごす楽しさを広げることができます。

将来、両親が亡くなった時には、その住まいを賃貸することで、一定の収益を得ることも可能です。

夫の両親と妻の両親。どちらも大切な親です。

将来の介護は、4人分ですが視点を変えてみると、豊かな暮らしが見えてきます。

3世帯で一つの建物に暮らすこと、一度検討してみてください。

【出典】

※1総務省統計局「統計トピックス No.89 我が国のこどもの数-「こどもの日」にちなんで- ( 「人口推計」からrn)http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/topics89.pdf

※2内閣府「  平成27年版 少子化社会対策白書(概要<HTML形式>)第1部第1章少子化の現状

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2015/27webgaiyoh/html/gb1_s1-1.html

 
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