不動産を売却するなら相場をきちんと知っておこう

不動産を売却する際には、適正価格若しくはそれより少し高い値段で売りたいと考えるでしょう。
しかし、適正価格が分からずに高く値段設定しすぎて売れなかったり、逆に安くし過ぎて損をしてしまったりすることもあります。
ここではそんな不動産の価値を正しく知るための知識を紹介していきましょう。

◎不動産の適正価格を知る方法

・地価で判断する
 不動産の適正価格を知る場合にまず調べたいのが地価公示価格、地価調査価格です。
 これは国土交通省のホームページで公開されており、その時々で変化する地価を土地ごとに評価しています。
 毎年1月1日を基準として、対象地域にある標準的な土地の値段を表しているので、立地条件や利便性によって多少は上下するでしょう。

・同様の条件下にある物件と見比べる
 次に参考にしたいのが同等の条件を持った物件の価格です。掲載された期間が古すぎないものをリストアップして比較しましょう。
 長期的に売れ残っている物件は、値段が高すぎると判断された物件である可能性が高いので、リストからは外しておくと良いです。
 最後にその平均価格をとれば、大体の相場が分かります。
 また国土交通省のホームページには、実際に取引された不動産で、取引内容が確認できたものが公開されているので参考にしましょう。

・不動産屋に査定を依頼する
 不動産屋に実際に査定をしてもらうのが早い場合もあります。
 ただし、不動産会社によって価格が多少異なるので、どのような評価内容であるかを知っておくと良いでしょう。

・不動産鑑定士に鑑定を依頼する
 不動産鑑定士は、国家資格を有する不動産のスペシャリストです。

 様々な条件から不動産の適正価格を割り出して評価してくれるので、信頼できる結果が得られるでしょう。
 ただし、鑑定料金もかかって来るので、事前に費用を確認しておくと良いです。

◎常に変化していくことに留意する

不動産の価格は月日の経過により常に変化していきます。

そのため、売却までの数か月程度の間に売るかどうかの判断をしていくことになるでしょう。
地価に変動がそれほどなければ良いですが、物件自体は経年数によって価格が下がってきてしまうことにも留意していく必要があります。

いかがでしたでしょうか。不動産を売る際には、適正価格を見極めて動いていきたいですね。

 
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