不動産の価値を左右する重要なポイント

不動産を査定する基本は地価と面積ですが、それ以外にも立地条件や周辺環境などにも左右されます。
売却予定の不動産がどのくらいの価値なのかを知るために、査定に影響するポイントを紹介していきましょう。

●最寄り駅からのアクセス

交通の便は周辺環境においても重要な要素になります。
査定においては徒歩10分圏内(距離にして1km以内)が望ましいです。
これを超えると、査定においてはマイナスポイントとなってしまうでしょう。
また、快速や特急電車が止まるかどうかもポイントになり、アクセスが良い駅ほど評価が上がります。
車を多く使う地域の場合には、駐車スペースの有無も評価材料になるでしょう。

●周辺環境の状況

スーパーやコンビニ、公園などの公共設備が周辺にあるかも査定に影響するポイントです。
公園の場合なら、ある程度の広さがあるものが2~3km以内にあるかが評価されます。
平たく言えば、便利な施設が周辺にいくつあるかということです。

●眺望や不動産の立地条件

窓からの眺めや不動産の向き、立地条件も査定に大きく響きます。
向きに関していえば、南向きが一番評価が高く、続いて東・西、最も悪いのは北向きという評価です。
車の通りが多い場所では防音対策ができているか、眺望の良い場所であるかも評価材料になります。
マンションの場合は高層階・角部屋・周辺に同様の高さの建物が無いといった物件が評価されるようです。

●築年数

言うまでもありませんが、築年数が浅い物件ほど査定額も高いです。
また耐震性能基準の境目である1981年より前か後かによっても変わってきます。
(1981年より前は震度5、以降は震度6に耐えられることが基準となるため)
補強工事が済んでいる物件であれば、1981年以前の物件でも耐震性の点でマイナスになることはないでしょう。

●リフォームの状況

経年劣化などにより、家をリフォームしているかどうかも査定に響いてきます。
ただし、リフォームにかかった費用以上の査定アップにはならないので、査定に色を付けたいと考えている場合にはやめておきましょう。
その他ではフローリングや水回りが査定に大きく響くので、覚えておくと良いです。

●時点修正とは?

時点修正とは大まかな査定額を出す時に使う用語で、購入時の価格から経年分を差し引いた金額になります。
大雑把な査定額なので、参考程度に知っておいても良いでしょう。

このように多岐に渡る要素から査定額が算定されるので、どのポイントがプラスか、あるいはマイナスであるかを理解しておけば、不動産の魅力を伝える材料にもなります。

買い手との交渉においても、査定評価を基準にしてアピールしていくのがポイントになるでしょう。

 
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