前回までは、「人口減少下の不動産事情」と題し、3回に渡りお伝えしてきました。今回からガラッと内容を変え、不動産とテクノロジーの融合、Real Estate Techについて考えていきます。

 


まずFin Techとは?    

 

最近「FinTech」という言葉を聞かないことはないほど、この言葉はとてもポピュラーになってきました。

最近、自動車の自動運転や、囲碁のプロとAI(人口知能)との闘いなど、我々の生活はコンピュータなしではもはや成り立たなくなっています。

特に自動車などは、もはや走るコンピュータといっても過言ではありません。ですからGoogleなどのIT系会社やテスラモーターなどのベンチャー系が自動車の分野に参入しているのだと思います。

FinTechは、FinancialTechnologyの融合で、AIやロボットを使って財務金融の分野をより使いやすく、高度に高めようとする動きです。

その分野は多岐にわたり、BitCoinなどの仮想通貨やロボアドバイザーを使った投資助言、自動会計仕訳などが代表的なところでしょうか。

これにより、従来人間がかかわってきた仕事がロボットによって取って代わられるなどと言われ始めています。

この中で、BitCoinに代表される仮想通貨の技術は、実は大変なポテンシャルを秘めているのです。実際BitCoinなどの仮想通貨は、徐々に広がり始め、都内の様々な店舗でもBitCoinで支払い可能になりつつあります。

このBitCoinの技術的なサポートをしているテクノロジーが「ブロックチェーン」と呼ばれる技術です。

実は、このブロックチェーンが、将来我々の生活様態を一変させるだけのインパクトを持っていることが徐々に明らかになってきました。

 

Real Estate Techへの応用

 

 私は専門家ではないので、この辺りの仕組みは、別の資料に当たっていただくとして、このブロックチェーンと呼ばれる仕組みが、不動産関連に応用できるのではないかと考えられはじめられました。

まず、真っ先に考えられたのは、現在の不動産登記の仕組みです。現在不動産の土地や建物の登記は、法務局の登記簿を使い、そこにアクセスすることで登記簿上の所有者を把握することが出来ます。

しかし、このブロックチェーンの技術を使うと、公的認証ではなく、だれもが不動産登記を行い、だれもがそれを監査できる仕組みを作ることが出来るのです。

実際、今年の3月から、スウェーデン政府がブロックチェーンを使った不動産登記の実証実験に踏み切ることが明らかにされました。

ブロックチェーンの採用により、登記手続きのミスを軽減し、不動産の譲渡手続きの安全を高めることを目標としているようです。これが実際にローンチされれば、不動産取引に大きな革命を起こすこととなるでしょう。

このプロジェクトには、スウェーデン政府の国土調査機関、ブロックチェーンのスタートアップ会社、銀行などが参加し、実証性を高めていくことを目標に動いているようです。

実験段階での発表はないものの、今後ビジネス、法規制、セキュリティーの観点から色々な実験が予定されています。

(以下次号)

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