スーパーマーケットの大根売り場で値札が付いていなくても、大根1本1,000円するとは思わないでしょう。でもご近所にある空地や、住んでいるマンションの一部屋がいくらの値段なのかは想像しにくいものですね。不動産は一つ一つに個性といいますか特性があります。面積の違いはもちろん、方角、交通機関までの距離、角地か中地か、地盤の固さ、道路との高低差、近隣の環境などなど様々なことが価格に影響を与えます。そのため値段が分かりにくいものです。




 そのため「さて、土地を売ろう」としたときにいくらで売れるのか悩みますね。もしくはその逆もあります。とある土地を買おうとしたときに「はたしてこの売値は適正なのか安いのか高いのか」と悩むところです。

不動産の価格を出すとき普通は不動産屋さんを訪ねて価格を調べてもらいます。「査定」とか「評価」とか言います。


 しかしここでまた疑問が湧きます。「はてさて、不動産屋さんの出した価格は適正なのか?もしかすると安すぎるのではないか、いやいやもしかすると高いことを言っておいて後から大きく下げるのではないか…」

価格を出すときに、何か基準になる価格があればそれと比較することでおおよその目安を付けることができるでしょう。それをいくつかご紹介します。


①取引事例と比較する

近隣で売られている不動産と比べてみることです。建物付きだと建物の値段で差が大きく変わってしまいますが、土地であれば比較しやすいですね。売られている土地が坪あたり30万円だとするとその価格を中心にして、自分の土地は交通機関までの距離がどうか、方角、その他利便性などを比べてみます。そうすることで30万円よりは高いかな、安いかなといった目安をつけることができます。


②国土交通省の「標準地・基準地検索システム」を見てみる

インターネットで「標準地・基準地検索システム」と検索すると表示されます。ここは地価公示・都道府県地価調査結果を地図上で見ることのできるサイトで誰でも利用できます。

調べたい土地の所在地を日本地図上でクリックしていけば絞り込めます。

リンクはこちら→「標準値・基準値検索システム


 土地の価格はこのように参考となる資料があるのでそこから追っていくことができますね。

 それに対して、建物の値段を調べるのは難しいです。築後年数のみならず、木造か鉄骨か、広さなどの明確な違いで表されるもののほか、間取りの使いやすさ、見た目のきれいさなど人によって判断の異なることも価格に与える大きな要素です。

 そのため近隣の建物と簡単に比較することはできません。一般には築年数と広さが価格に与えるウエイトが大きくなります。最近では政策の後押しもありリフォーム履歴といった手入れの程度を価格に反映させようという動きもあります。


 注意しておくことは、土地の価格上記①②が「売れる値段」ではありません。実際に取引される値段はその時々によって変わりますので、あくまでも目安としてとらえておくべきでしょう。

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