区分所有物件の選び方について

不動産投資の方法として、アパートやマンションを区分単位で購入する区分所有というものがあります。管理・運営は管理会社に任せることになりますので、収益を得るポイントはどんな物件を選ぶかにあると言えます。優良な物件を探すためには、まず立地や利回りから、自分が望む条件のものを複数ピックアップし、比較検討を重ねるというステップが一般的です。物件が集まったら中古物件の場合は、まず修繕積立金の残高がどれくらいあるのかについて調べておきたいところです。定期的な出費となるため、利回りに影響してくる部分だからです。また全体戸数も合わせてチェックしておきましょう。戸数が少ない場合、修繕費用の一戸当たり負担が大きくなってしまいます。さらに修繕の履歴・計画についても調査が必要です。

区分所有物件のチェックポイント

購入する不動産が居住用のマンションの場合、きちんと管理運営がなされているかを見極める必要があります。もっとも理想的なのは、戸数が多いにもかかわらず、空室率が低い物件です。管理人が常駐するか否かについても調べておきましょう。また物件に足を運んで確かめる際には、部屋の広さを感覚的にどう感じるかを確かめておきましょう。面積は狭いほど高い利回りが期待できますが、小さすぎると空室リスクを高めてしまう恐れがあります。実際に目で見て確かめた上で、利回りと居住性とを考え合わせた、バランスの良い視点が求められます。部屋だけでなく、郵便受けを含む共有スペースにも目を配ってください。掃除が行き渡っているかどうか、不要な物が集められていないかなどチェックしてください。自転車置場を併設する物件なら、自転車が綺麗に並んでいるか、ゴミは落ちていないか、できれば抜き打ちで訪れて調べておきたいところです。

区分所有物件の周辺環境を見極める方法は?

周辺環境も優良物件かどうかを決める重要なポイントです。やはり気になるのは駅から物件までの距離です。実際に歩いてみると、大きな道路を横断しなくてはならなかったり、ひと気がないところを通る必要があったりと、問題が見つかる場合もあります。所要時間だけでなくルートの特徴にも目を配りましょう。できれば昼間と夜間、平日と週末、両方に出かけて総合的に判断するのが好ましいと言えます。また、現時点では日当たりが良くとも、将来的に新しい物件が建設される可能性もあります。環境の変化についても見通しを立てておくと良いでしょう。

 
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