住宅ローンでは必ずかかる、司法書士報酬


新規で住宅ローンを組むにしろ、住宅ローンを借り換えるにしろ、

登記で第三者対抗要件を備える必要がありますので、司法書士は

必要です。


私などは登記を知っていますので、自分でしたいと感じていますが、

金融機関側の債権保全上の問題で、完済後の抵当権抹消登記以外は

不可能です。


では、実際の所、実費と報酬はいくらぐらいになるのでしょうか。

次の事例で考えてみることにします。(全て個人向けの軽減税率適用)


建物評価 1,000万円・・・①

土地評価 3,000万円・・・②

抵当権  3,000万円・・・③


①に関しては保存登記が必要ですが、租税特別措置法(以下、措法)

72条の2により、国に支払う登録免許税は0.15%ですので、①の

1,000万円にかけて、15,000円となります。


②に関しては移転登記が必要ですが、これも措法72条により、

登録免許税は1.5%ですので、②の3,000万円にかけて、

450,000円となります。


③に関しては設定登記が必要ですが、これも措法75条により、

登録免許税は1%ですので、③の3,000万円にかけて、

300,000円となります。


①15,000円+②450,000円+③300,000円=765,000円が

絶対にかかる実費です。



これに司法書士報酬が上乗せされる訳ですが、登記自体は簡単なものの

3つの申請が必要なことから、50万円程度が上乗せされ、司法書士報酬としては

130万円ぐらいの請求になるものと考えられます。


ただし、司法書士業界も競争が激しく、金融機関と癒着している大手司法書士事務所で

なければ、110~120万円程度も考えられます。


司法書士報酬が高すぎる、イオン銀行のカラクリ



最新の日経金融機関ランキングで、初の首位に立ったイオン銀行ですが、

司法書士報酬に関しては改善の余地があります。


まず、イオン銀行の司法書士報酬は通常の2倍程度もかかります。


私も、借り換えのお客様から、司法書士報酬の明細を確認させて頂いた時、

正直間違いではないかと思いました。


お客様も納得いっていないようだったので、直接司法書士事務所に確認すると、

イオン銀行本体と契約した横浜の大手司法書士事務所があり、登記はそこから、

全国各地の下請的司法書士事務所に割り振られるとのことでした。


つまり、2重構造になっており、その分だけ司法書士報酬が高くなるとのことでした。


イオン銀行に庶民の感覚はないのかと呆れるしかありませんでしたが、

新しい銀行ほど、これら悪徳事務所のカモになっている可能性があり、

注意が必要です。


どちらにしても、金利がいくら低くても、司法書士報酬などトータルで考えなければ

意味がありません。


以上、ご参考にして頂けますと幸いです。

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