報酬が良い、安定しているということから、絶えず人気の不動産業界。そんな不動産業界に就職するためには、どうすればよいのでしょうか。

 

 

■不動産業界にはどんな仕事があるの?

一言で「不動産業界」といっても、種類も仕事もさまざま。どんな仕事があるのか、どんな就職先があるのか、ご存じですか?

 

不動産業界のお仕事

 不動産業界と言っても、仕事にはいくつかの種類があります。大きく分けて、以下の3つが代表的です。

①不動産売買:土地や建物の売り手と買い手を結ぶ仲介業。

②不動産賃貸の仲介・管理:建物などの借り手と貸し手をつなぐ仲介業。貸し手から管理も引き受ける場合も多い。

③不動産開発:マンションや複合施設の建設を企画し、実際に開発する。

この他、最近では、賃貸投資用のアパート企画や、REITなど不動産投資の仕事もあります。自分の興味がある企業がどのような仕事をしているのか、きちんと把握しておくことが大切です。

 

選ぶなら、大手?中小?

不動産業者と一言にいっても、鉄道グループのように沿線の街ごとプロデュースして開発する大手企業もあれば、いわゆる町の不動産屋さんという小さなお店まで。もちろん就職先によって、仕事の内容も大きく異なります。就職先を選ぶ時は、自分がどういう仕事がしたいのか、将来どうしたいのかを考えなくてはなりません。仕事内容をよく吟味して、就職活動先を決めましょう。

 

■取っておくと有利な資格

 不動産業界に就職するためには、いくつか取得しておくと有利になる資格があります。土地家屋調査士、マンション管理士など、不動産らしい資格もありますが、それよりもおすすめしたい資格をご紹介します。

自動車運転免許

 いきなり不動産とは全く関係のなさそうな資格ですが、不動産業界には必須とも言える資格です。顧客を案内する時、大抵の不動産会社では車を使います。そんな時に免許を持っていないと、営業はほとんどできません。さらに不動産案内は、お客さんを乗せて狭い道や難しい道を行かねばならないこともあります。免許を持っているだけでなく、運転技術もある程度磨いておくと良いでしょう。

宅地建物取引士

 不動産業界での就職を目指すなら、ぜひとも取っておきたい資格です。元々は宅地建物取引主任者資格という名前でしたが、弁護士や税理士などと同じく士業となり、社会的地位も高まった昨今注目の資格です。不動産業者は、事業所の5人に1人、この資格の保持者を置かなくてはならないという法律があります。難関資格なので一度の受験では難しいかもしれませんが、勉強時間の取れる在学中に取得しておけば、就職時に役立つのはもちろん、就職後に仕事をするのにも有利になります。

ファイナンシャルプランナー

お金の資格というイメージが強いですが、住宅を買う時は家庭の資産を見直すタイミングでもあります。営業職がファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、購入できる物件の資金的アドバイスもでき、購入を決意するための背中をそっと押してあげるお手伝いもできます。

 
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