マイホームの購入を決めた!というタイミングで、実は知っておかなければならないことがたくさんあります。これを知らないでマイホームを買うと、大変なことになるかも!?

 

 

■買うまでの手続きについて

 さあ、家を買うぞ!という時、人は大抵、舞い上がっているものです。また、大抵の人が家を買うという手続きを行うのは、一生に一回あるかないかのこと。もちろん知識も、なくて当たり前です。しかし、これだけは知っておかないと、大変なことになるかもしれませんよ!

 

申し込みをしただけでは、契約じゃない!?

 マイホームとなる物件を「買います!」となった時。「申し込み」をするだけでは、物件に対して法的効果がないのをご存じでしょうか。実は契約書に記入・捺印をし、手付金を支払った時点で、初めて物件を入手する権利が生じるのです。一般的な不動産屋なら、申し込みの際に「買い付け証明書」などを発行し、申込金を預かってくれます。このお金は、申し込みを撤回すれば全額返金されます。ちなみに、契約の際に支払う手付金は、完成・未完成、契約する不動産の価格にもよりますが、5~10%が相場。万が一、手付を支払った後に契約を解除したくなった場合は、相手が履行に着手していなければ、手付を放棄することが契約を撤回することもできます。

 

不動産取得にかかる費用

マイホームを買う時、ついつい物件の価格にばかり目がいってしまいます。頭金をこれだけ用意したから、これだけの物件が買えるな……と計算してしまうと、とても危険!不動産を取得するためには、他にも様々な初期費用がかかります。大きく分けると、

①税金(契約時の印紙税、不動産取得税など)

②不動産会社への仲介手数料

③登記費用、司法書士への手数料

④保険(火災・地震の保険、ローンの場合は団体信用保険など)

他にも、ローンの手数料や、マンションの場合は修繕積立基金など、物件にもよりますが価格の5~10%かかると言われています。この分を忘れていると、いきなり家計が破たんしたり、圧迫されたりすることも。契約前に、かかる費用をきちんと確認しておくことが大切です。

 

■自分が不動産を買うまでに知ることができる情報

 マイホームとなる物件を決める時に知っておくべきことは、契約や費用のことだけではありません。販売している会社や建てた会社の情報、さらには物件自体のことも調べておくと安心です。自分一人でも手段によって、様々な情報を入手することができます。

不動産会社・施工会社を知る

 マイホームは、人生最大の買い物と言っても過言ではありません。そんな大切なものを買うのですから、信頼できる不動産会社・施工会社を選ぶことが大切です。身近にいる人からの情報収集や、実際に家を建てた人に話を聞くことで、良い情報を得ることができます。また、最近ではインターネットでも、様々な情報を仕入れることができます。もちろん情報が操作されていることもありますので、すべてを信じてはいけませんが、一つの情報として事前に調べておくのも良いでしょう。

マイホームとなる物件を知る

例えばあなたが結婚をする時、相手のことをまったく知らないで、すぐに結婚するという人はほとんどいないですよね? マイホームを買うということは、それと同じで、相手のことをよく知って、一生付き合えるかを知ることが大切です。例えば、物件の周囲を実際に散策してみる。周囲に暮らしている人に、声をかけてみる。朝、昼、夜、雨の日など、様々な時間や天気の日に、その場所に行ってみる。実際にその家で暮らすことがきちんとイメージできたら、初めて契約の話を考えましょう。

 
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