現在、全世帯の36%、約3世帯に1匹は何かしらのペットを飼っていると言われています。対して、ペット可の賃貸物件は、まだまだ数も少ないのが現状。よって、多少高めの賃料でも、すぐに借り手がつくのも事実です。しかし、本当に簡単に儲かるのでしょうか?

■ペット可物件のメリットとデメリット

不動産検索サイトで検索する際、条件にペット可とチェックを入れるだけで、驚くほどに物件が減少するのをご存じですか?ペットを飼っている世帯数に対して、ペットの飼育が可能な物件は、かなり少ないのが現状です。つまり、ペット可の物件は、それだけ人気が出る可能性があるということ。その一方で、やはり物件にとってのマイナス点も少なくありません。まずは、ペット可物件のメリットとデメリットを確認してみましょう。

メリット

ペット飼育が可能な物件が少ないのは、前記の通りです。そのため、少しくらい賃料が高めでも入居希望者は多くなります。また、ペットのために環境を変えたくないという人が多いため、長期居住希望者も多い傾向にあります。稼働率や収益には、良い条件であると言えるでしょう。また、物件が古い場合、費用をかけて修繕やリフォームを行っても、人気が出ないというリスクも。しかし、ペット可物件にすることで、物件のニーズが高まる上、敷金や礼金を上乗せしても入居が決まるケースも多くあります。

デメリット

 ペットがいると、臭いや汚れはある程度の覚悟が必要です。特に退去時には、大きな問題になることが少なくありません。原状回復に必要に費用についてのトラブルも多く発生しており、場合のよっては裁判となることも。また、住人同士の不必要な揉め事に発展するケースもあります。家賃を高くできるから、物件の人気が上がるから、というだけで、安易にペット可物件にするのはリスクがあるということも理解しておきましょう。

■ペット可物件の注意点

メリットやデメリットはわかったけど、実際にペット可物件にするためにはどのようなことをすればよいのでしょうか。募集時に「ペット可物件」と記載する前に、やるべきことを確認しておきましょう。

飼育のルールと通知

ペット可物件にする場合、きちんと飼育に対するルールを設定する必要があります。例えば飼ってよいペットの種類、何匹まで可能か、退去時の費用負担や回復範囲など、細かく設定しておくことが大切です。約束を守ってもらうためにも書面化して、必ず契約を結びましょう。ここをあいまいにすると、トラブルが発生するリスクが高まります。

また、現状で居住者がいる集合住宅の場合、その人たちへの通知も必要です。場合によっては退去のリスクもありますので、理解をしてもらえよう、慎重に行いましょう。

より人気の物件にするために

ペット可物件としてより人気を出すためには、リフォームも検討してみましょう。例えば、鳴き声や走り回る音を軽減する防音工事、床材やクロスをペット向けにするなどができれば、飼い主はもちろん、飼育していない部屋の人でも安心して暮らすことができます。さらに、共有部分に専用足洗い場やシャワー、ペットドア付きの玄関などをつければ、クチコミで広がりさらに人気の物件になる可能性も。そこまで大規模なリフォームは難しくても、玄関先にリード用のフックを着ける程度でも、飼い主にとっては嬉しいポイントとなります。

 
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