居住中のマンションの売却には気をつけたいこと。押さえたいポイントは、次の2点です。

①内覧希望者の訪問希望日時に合わせること

②不動産会社からの連絡を逃さないこと

不動産会社の目線で考えてみよう!

 マンションを売りに出すと同時に転居した場合、空き家となったマンションの鍵を不動産会社に預けることができます。これにより、内覧を希望する方への対応は全て不動産会社に任せることができます。逆に、住みながら売る場合の内覧は、居住者の立ち合いのもと行われます。ご自宅には、貴重品や人に見られたくないものもありますよね。住民不在時の内覧は、万一の物損や物品紛失を含め一般的には行われません。

 この内覧には不動産会社が立ち会います。内覧の日程調整も不動産会社を介して行われます。ここで留意すべきは、内覧希望者を連れてくる人は、売却を依頼した不動産会社とは限らないという点です。

 ここで、実際の売却手続を行う不動産会社の視点で見ていきましょう。不動産会社は、マンションが売れてはじめて報酬(仲介手数料)を得るため、「売りやすい物件」に力を注ぐ傾向があります。売りやすい物件とは、マンションを購入したい人の意向を最優先した形で円滑に物事を進められる物件です。

 例えば、3つのマンションに興味を示した人がいるとします。この方は週休1日のため、1日で3物件を回ることを希望しています。そこで不動産会社は、あなたを含め3人のマンションオーナーへ日程調整の電話をしましたが、あなただけに連絡がつきませんでした。このような場合、不動産会社は内覧の日程調整ができた他の2物件を優先して紹介するでしょう。

 居住中のマンション売却には、物件の良し悪しに加え“タイミング”も関与します。いかに素晴らしい物件でも、あなたの予定と買い手の購入希望時期と内覧希望日が合わなければ、物件を見てもらうことすら叶いません。このようなことを避けるため、不動産会社へ携帯番号や携帯メールアドレスを伝え常に連絡を受けられる状態にしておき、仕事の関係で内覧希望日に家に居られない場合は家族や親戚に代役をお願いすると良いでしょう。

マンションを売りに出すと同時に転居した場合は・・・

 マンションを売りに出すと同時に転居した場合、空き家となったマンションの鍵を不動産会社に預けることができます。これにより、内覧を希望する方への対応は全て不動産会社に任せることができます。逆に、住みながら売る場合の内覧は、居住者の立ち合いのもと行われます。ご自宅には、貴重品や人に見られたくないものもありますよね。住民不在時の内覧は、万一の物損や物品紛失を含め一般的には行われません。

 
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