誰もが知っている大きな公園から、子供の頃遊んでいた小さな公園まで、都内には膨大な数の公園があります。公園の歴史や背景を調べてみると、ひとつひとつに興味深いエピソードや逸話があるようです。

今回は世田谷区にある「砧(きぬた)公園」を現地調査しました。(リビンマガジン編集部)

砧公園は「用賀IC」のすぐ横です

(撮影=リビンマガジン編集部)

朝の交通情報のニュースで「用賀インターで混雑」という言葉、よく聞きませんか?用賀インターは環状8号線(環八)と国道246号線が交差するインターチェンジ、混雑することで有名ですよね。さて、そんな用賀インターすぐ横の広大な公園、それが「都立 砧公園」です。
東急田園都市線「用賀」駅から徒歩20分、砧公園は東京でも有数の芝生が広がっている広大な公園です。「きぬたこうえん」と読みます。週末になるとファミリー層を中心にカップルやご高齢の方まで、周辺住民からは「きぬた」なんて愛称で呼ばれ、憩いの場として周辺住民に愛されています。
実は私、用賀在住25年。砧公園は私が幼少の頃より遊んでいた思い出の公園でもあります。そんな砧公園歴25年の私がオススメする砧公園の魅力を紹介していきましょう。

砧公園の魅力① 「砧公園に行くまで」が、すでに楽しい

(撮影=リビンマガジン編集部)
砧公園は、「駅から徒歩20分」ほど、と聞くと「それはさすがに遠いよ」なんて億劫になってしまうもしれません。もちろん公園までは駅からバスもでていますが、私は歩いていくことをお勧めします。砧公園へ行くまでの20分の道がとても素敵なスポットなのです。それが用賀プロムナード、「いらかみち」です。


(撮影=リビンマガジン編集部)

路面には百人一首が刻まれています。本当に百句あるそうです。探してみるのも一興です。(私は探したことありません)
豊かな自然に囲まれた、歩くだけでも気持ちのいい緑道です。この道を行くと砧公園にたどり着きます。どうです?行ってみたくなりませんか?

砧公園の魅力② とにかく広い!ほんとうに広い!
(撮影=リビンマガジン編集部)

公園の敷地面積はなんと391,777平方メートル!どれくらい広いのか?よく比較の対象として使われる、東京ドームの敷地面積で調べてみることにしました。
その数、なんと!東京ドーム8個分がまるまると入ってしまうほどの広大な面積になります。それもそのはず、砧公園は戦後、都営のゴルフ場として開放されていた、と聞いたらこの面積になることも納得ができますよね。

砧公園の魅力③ いろいろできます

広大な園内には、野球場やサッカー場、サイクリングコース、ジョギングコースなど充実した運動施設をはじめ、親子でも楽しめるバードウォッチングやアスレチック遊具、都内でも有名な世田谷美術館(2017年7月現在改装工事中)もあります。


 

砧公園の魅力④ なんといっても豊かな自然。とくに桜は必見

砧公園最大の特長は、なんといっても豊かな自然にあります。主な植物はサクラ、ケヤキ、サワラ、オオムラサキツツジ、シラカシ、クスノキ、スダジイ、サツキなど、春夏秋冬、四季にあわせて植物が一年を通して楽しめます。中でも春先の桜は一見の価値アリ、です。都内でも屈指のお花見スポットとして、シーズンには大勢の人で賑わっています。
(撮影=リビンマガジン編集部)

 
 (撮影=リビンマガジン編集部)
御覧ください、砧公園の桜は、枝が地面に届いてしまうほど見事に咲いています。また、先程お伝えしたように砧公園はとても広いので、お花見シーズンのピーク時でも、場所取りをしなくてもお花見ができることが多いのも魅力の一つです。

用賀住民は毎年春に桜を見に行くのが楽しみの一つです。僕は砧公園の桜を見ないと春が来た気がしません。それほど、砧公園の桜には価値があると思います。是非皆さんも一度いらしてみてください。

いかがでしたでしょうか? たまの休日はご家族やお友達と、少し都心から離れたこの砧公園で休日を過ごしてみても楽しいですよ。是非行ってみてくださいね。

【砧公園(きぬたこうえん)】
・所在地
世田谷区砧公園・大蔵一丁目


・開園日

常時開園
※サービスセンター及び各施設は年末年始は休業となります。
※営業時間等はサービスセンターへお問い合わせ下さい。
・交通
東急田園都市線「用賀」から徒歩20分 または東急コーチバス(美術館行き)「美術館」下車
小田急線「千歳船橋」から東急バス(田園調布行き)「砧公園緑地入口」下車
小田急線「成城学園前」から東急バス(都立大学駅北口行き)「岡本一丁目」下車
駐車場(有料)
・問い合わせ先
TEL: 03-3700-0414
砧公園サービスセンター
〒157-0075
世田谷区砧公園1-1

 
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